世界で2番目にズルい戦略www



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From;秋山大介
宇都宮の自宅より、、、

 

先週、次の参院選に向けて、
こんなニュースが流れました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160209-00000073-dal-ent
(『今井絵理子 手話交え出馬会見 障害持つ息子にも「明るい希望持てる社会を」 (デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース』より引用)

 

元SPEEDの今井さん出馬するという話です。

今井さんと言えば、
私の世代は、人気絶頂のときが中高生で、
周囲ではカラオケやらCDが流れ続けるくらい
すごかったことを記憶しています。

ただ、もちろん、
このメールマガジンは、
政治について語るものではないので、
賛否の話をするつもりはありません。

 

でも、私はこの記事を見たとき、

「へ~~~~、
さすが某外資系コンサルティング会社出身の人は、やることが違うな~」

と思いました。

本当に、その人がこの今井さんを立てたのか知りませんが、
ポジション的には、戦略を練る政治家ですので、
もしかすると…と思いました。

 

私は色々な縁があって
政治の勉強を、一昨年からしています。

あっ、決して出馬しようとしているわけではないですからね(笑)
宇都宮の市議と縁があったり、
偶然先輩が秘書をしている縁があったりして、
気が付けば参加していたいうやつです(笑)

 

で、そこで学んだのは、

選挙は、完全に短期決戦ですし、
まさに、企業のマーケティング戦略と
全くと言ってよいほど同じなのですよね。

だから、おそらく、あの政治家が考えた戦略は、
さすがだな~と感心してしまいました。

 

まさか、、、

「世界で2番目にズルい戦略」

を政治の世界ですると思わなかったので。

 

と言っても、過去を振り返ると、
そんなのばっかりですが(笑)

そうそう、ちなみに1番目ズルい戦略は、
私の大好きな戦略の一つ

「フォロワー戦略」

です。

 

別名「パクり戦略」です。

ただ、ここにはしっかりと「流儀」があるので、
安易にパクりだけはしないようにご注意を(笑)

ま~、これはある意味、合理的で
非常に素晴らしい戦略なのですが、
「発明」のようなものを評価する
私たち日本人にとっては、心の痛む戦略かもしれません。

でも、私は常套手段だと思って、
流儀を守りながら、この戦略を多用しています。

やはり、これは最上級のズルい戦略でしょう。

 

そして、次に来るのが今回の戦略です。

名づけるならなんでしょう・・・

「他人のふんどし・ちょっとだけ強奪戦略」

でしょうか(笑)

 

さてさて、半分ふざけて言っているように見えますが、
実は、これ戦略を考えるうえで、非常に重要な概念です。

ただ、正直なところ、
これがシステムトレードにどう使えるかは
まだ、私にはイメージできていません。

 

なぜなら・・・

この「他人のふんどし・ちょっとだけ強奪戦略」は、
「短期決戦」向けだからです。

 

システムトレードは、
長期戦が前提ですので、それに反してしまいます。

ですが、概念としては知っておいても良いでしょう。
だから、ここからの話に注目してください。

 

私が、この戦略を知ったのは、、、

もう9年前くらいでしょうか?
う~ん、そんなに前なんですね。

 

あれは、もう深夜0時の頃です。

私は、東京都と神奈川県の境目に位置する駅で、
カチカチとカウンターを数えたり、
どのような人が通っているか観察していました。

もちろん、趣味ではないですよ(笑)
知り合いの仕事のお手伝いです。

正直、私はそこで何をしているか
全く分かりませんでした。

ひとまず、言われた通りのことをして、
そのまま終電が終わり、一通りがなくなるまで
ずっとそこにいました。

 

もちろん、何をしているのか
全く分かりません。

ただ、通行量調査だというのは分かりました。

そりゃそうですよね。
カウンターをもって、カチカチやっていたのですから。

 

でも、、、
なぜ、ここでやるかが全く分からなかったのです。

その調査をしていた人は、
とある飲食チェーン店の人でした。

ただ、その駅前には、すでにそのライバル会社が出展し、
そこがすでに勝ち組としてはびこっていたのです。

 

だから、
私はなぜ、そのようなところで調査をするのか不思議でした。

いまさら、ここに出店しても勝ち目はないのじゃないかなと、
普通の考えなら思いますよね。

 

でも、驚きだったのが・・・
そこで出店を控えているというのです。

 

しかもしかも・・・
その出店先は、ライバル会社の目と鼻の先です。

私の頭の中は、

「え~~~~~っ、なんで?なんで?」という状況でした。

普通に考えれば、そうですよね?

すでにライバル店が出店しているのだから、
出店しても意味がないように思えますよね。

だって、もうそのライバル店がお客様から支持を得て、
完全に勝ち組なのですから。

 

でも・・・

実は、それが

「他人のふんどし・ちょっとだけ強奪戦略」

だったのです。

 

考え方は、こういうことです。

すでにライバル店が出店して、
ある程度繁盛しているということは、
専門的に言えば、もうその分野の「市場」ができているということです。

でも、その市場に存在する人たちは、
必ずしも、そのライバル店がお気に入りとは限らないのです。

必ず一部の人は、
本当は、違うお店のが良いが、

「ハンバーガーを食べたいから」
「牛丼を食べたいから」
「ラーメンを食べたいから」

というように、食べたいものがそのお店にしかないから、
そのお店を選択しているだけなのです。

 

また、一部の人は「こだわりがない」という状態で、
同じ「ハンバーガー」「牛丼」「ラーメン」を食べられるなら、
どこのお店でもよいというものです。

だから、それこそ空いているほうに行く、
気分いよっていく店を変える、

まさに、選挙でよくいう浮動票ですね。

 

ということは、、、

すでに、その駅には、

「ハンバーガーを食べたい」
「牛丼を食べたい」
「ラーメンを食べたい」

という人たちの市場ができているので、
「ライバル会社の顧客」の人数を調査すれば、
それくらいの企業ですので、そのうちの何%が自社に来てくれて、
どれくらいの売り上げが想定できるという計算ができるのですよね。

 

しかも、そこまでできれば、
そもそも、そこに出店して採算がとれるかということが、
全くのさら地に出店するよりも計算しやすいのです。

つまり、売り上げは爆発的に伸びなくても、
すでに市場ができているところから、
ライバル店からお客様を強奪するので、確実性が高いのです。

だから、調査をして、
本当に、そのようなお客様が道を通っているかを
私は深夜にしていたということなのです。

 

例えば、コンビニなんかも、
同じようなことをしていますよね。

なぜ、こんな近くに、違うコンビニが!と思う場所にあったりしますが、
そのよな戦略をとっているのでしょう。

すでに、市場を作ってくれた他社から、
自分たちの市場を強奪するのが、
一番楽で、確実性が高いですからね。

そういう意味では、合理的です。

 

いくら、人がたくさんいる地域でも
そもそもコンビニの利便性や機能を知らない人がいる地域に出すよりも、
すでに、コンビニが出店され、その利便性や機能が認知されているほうが、
売り上げを上げるのは、はるかに楽ですもんね。

この話は、ゼロから市場を作った経験のある人であれば、
強く実感する話でしょう。

 

ちなみに、、、

私は、システムトレードが世の中で
ほとんどゼロの状態から、普及活動にかかわっていますので、
ゼロからスタートの厳しさと大変さは十分に分かっているつもりです。

だから、今さらながら
あの「他人のふんどし・ちょっとだけ強奪戦略」の上手さに
感心してしまうのです。

 

ということで・・・

とにかく、人の作った市場から、市場の一部を強奪する戦略ですので、
パクり戦略を感心しない、日本人の私たちには少々厳しいものかもしれません。

でも、実際のところは、
あらゆる企業がこうやって、市場を強奪しあいながら
その売り上げを維持しているのですよね。

 

で。。。

なぜ、あの記事を見て、これを思い出したかですが、
私は、今井さんの出馬をこう見ています。

彼女には、「芸能人の知名度」「沖縄」「福祉」というキーワードがありますので、
どこの地域で出馬するか分かりませんが、
そのキーワードが最大に使えるところで出馬し、
そのキーワードが引っかかる有権者の一部でもよいから
票を獲得できるようにするのではないかと思うのです。

 

今の自民党は、何はともあれ他の党よりも人材がそろっています。

だから、本命を置きつつ、
他党のライバルが表を積み上げないように、
彼女を置くことで、一部で良いから

「他人のふんどし・ちょっとだけ強奪戦略」

のごとく、票を獲得するのが目的ではないかと思ったのです。

今の自民党であれば、
ライバルの票を取りに行くよりも、
誰かを追加して、票を分散させるほうがよさそうですからね。

 

この真偽はもちろん分かりませんが、
私はこのニュースを見て、「戦略」という視点から
そんなことを考えてしまったのです。

ちなみに、もう一度断っておきますが、
政治の賛否の意味は全くないので、ご注意ください。

あくまでも、戦略的視点からみると、
こんな風に見えたな~ということを述べただけです。

最近、思いますが、選挙ってもちろん裏は長期戦ですが、
表は短期決戦なので、戦略的視点でみると面白いのですよね。

まだ、この話がシステムトレードにどう活かせるか分かりませんが、
ぜひ、あなたの戦略的思考の何かに役立てばと思います。

なまえ

 

 

 

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西村剛 著 斉藤正章 監修

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。