業績を考慮したシステムトレードの有効性は?



【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです

西村剛の投資戦略メルマガ【無料】




 

From;斉藤正章
東京の自宅より、、、

 

大変お久しぶりです。斉藤正章です。

 

記事の執筆は約5か月ぶりでしょうか。
すっかりご無沙汰してしまいましたが、今後は可能な限り通常のペースで書かせていただきたいと思います。

 

さて、今回はシステムトレードについて私がよく受ける質問の中で、有用と思われるものについて取り上げてみることにします。

システムトレードは、過去の統計を利用して売買をするため、基本的には株価(場合によってはプラスαで出来高)のデータのみを利用して売買ルールを作り上げます。

しかし、株価データ(高値、安値、始値、終値、出来高)以外には優位性がないのかといえば、そのようなことはありません。データが入手さえできれば、もっと良い売買ルールを構築することも可能だと思っています。

システムトレードの売買ルールが、基本的に株価データだけをもとに作られているのは、単にそれ以外のデータの入手や日々の更新が困難という理由があるためです。

 

 

では、とりあえずデータの入手の可否は考えないとすれば、どのような方法で有利な売買ルールを作ることができるでしょうか。

私が受ける質問の中で「売買ルールで出たシグナルに業績などを考慮して売買したほうが有利でしょうか?」というものがあります。

つまり、システムトレードの売買ルールで出てくる日々のシグナルの中から、業績の良い銘柄を買う、あるいは業績の悪い銘柄を除外するという選別を行ったほうが有利ではないかという疑問です。

結論からいえば、場合によってはそれなりの効果が見込める場合もあります。

 

 

順張りに関していえば、過去数年にわたって売上、利益などの業績が伸びている銘柄を買ったほうが有利という統計があるようです。

ただし、これについては私自身で検証をおこなっていないため、100%という断言はできませんが、順張りは比較的長めの期間保有するため、おそらくはそれなりの効果があるのではないかと考えられます。

 

 

では、逆張りについてはどうでしょうか。

逆張りについては、おそらく業績の良い銘柄を選別して買うという行為に関してはほとんど効果がないと思われます。

まず大きな理由としては、株式市場の急落時を除いては悪材料のあった銘柄しかシグナルが出ませんので、そもそも業績の良い銘柄が単発で急落することはありません。

また、株式市場の急落時には業績が良い銘柄も悪い銘柄もたくさんシグナルが出ますが、この場合、業績で銘柄を選別するよりも、大きく下落している銘柄を選んだほうが、反発が大きいためです。

 

 

それでは逆張りは業績などの材料がまったく役に立たないかというと、じつはそうではありません。

逆張りについては、「業績の良い銘柄を選ぶ」という行為は役に立ちませんが、「業績の悪い(悪材料のあった)銘柄を避ける」という行為には優位性があります。

つまり、逆張りの買いシグナルが出た銘柄から悪材料のあった銘柄を除外することができれば、さらに成績を向上させることができるのです。

しかも、順張りのように過去数年間の業績などを考慮する必要はなく、ほんの数日程度過去の株価データを見れば事足ります。

 

 

残念ながらこの記事の中では具体的な答えは書けないのですが、ギリギリのヒントを書かせていただくと、「過去数日間の株価があるパターンに当てはまる場合」を除外すると、逆張りの成績を改善することができます。

もちろん、上記のパターンを除外すると、本来は買ってもいいシグナルまで除外されるため、売買回数は減るのですが、それを差し引いてもドローダウンやトータルの利益ともに向上するだけの効果があります。

あとはそのパターンをどのように判定するかということになりますので、逆張りを使っている方は機会があれば是非探してみてください。

 

斉藤正章

 

 

 

 

<ロングセラー>【送料無料!】ストラテジー・テンプレート[eブック(電子書籍)]
stt

 

 

 

 

 

 

 

 

西村剛 著 斉藤正章 監修

価格700円(税抜)※配送無料

・このレポートはパソコン・スマートフォン等でご覧いただけるPDF形式の電子書籍(eブック)です。iPad等の電子書籍用端末がなくてもお読みいただけます(プリントアウト可能)。

・クレジットカード、銀行振り込みでの決済完了後、すぐに発送いたします。
詳細はこちらをクリック

 

 

■追伸

【<大好評の「5つ星」評価!>西村剛の最新著『株2年生の教科書』】

株1年生とは、
相場が良いときは利益を上げ、
悪いときは利益を上げられない人。

株2年生とは、その状態を脱却できて、
「相場が良いときも、悪いときも利益を上げる人」

1年生から脱却して、2年生になる方法とは?


『株2年生の教科書』の詳細はこちらをクリック

 

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!


The following two tabs change content below.

斉藤 正章

2001年に元手30万円で株式投資を開始。当初は苦戦するも、2003年1月に独自のシステムを開発してから常勝トレーダーとなり、2006年に1億円を達成した後も安定した運用を続ける。勝率80%の逆張りシステムを中心に数種類のシステムを使い分ける。