今月暴落が起きる前に用意したい2つの戦略とは?



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From;西村剛

1年の中で最も下落しやすい月である「9月」。

先月末から、最も下落傾向が強い月だと警告してきた9月に突入しました。しかも、今年は統計的に見て株価が下落しやすいだけでなく、世界情勢を見ても、その雰囲気が漂っています。北朝鮮問題をはじめ、トランプ大統領への不信感など、大げさに聞こえるかもしれませんが「暴落」を秘めた問題が揃っています。

しかも、いずれの問題も過去に大きな株価変動を、私たちは経験しています。北朝鮮問題は、4月に経験しました。そして、トランプ大統領は、大統領選に勝利したとき、通常では考えられないほどの上下をたった2日間で経験しました。ですので、今回も「もしも、これが起きたら…」と想定し、準備しておくことは必須でしょう。

今月は特に暴落への準備が必須

では、具体的に何の準備をすれば良いか?ですが・・・それは、やはり「暴落への準備」でしょう。冒頭でお伝えした通り、もともと株価が下落傾向にあるところに、世界情勢の大きな問題を抱えています。ですので、いずれの問題も表面化したときには、日本株は大きなダメージを受け暴落へと導かえれてしまう可能性が高いでしょう。だから、やはり暴落への準備が必須です。

でも、日々熱心に勉強しているあなたであれば、きっと暴落へ何を準備すれば良いかは、もうお分かりでしょう。そうでですね、「逆張り戦略」です。ただ、それだけでは今日の話は終わってしまいます。それでは、あなたの時間をムダにしただけになるでしょう。だから、このあとの話を良く聞いてください・・・

逆張り戦略をもう一度整理すると…

まず、逆張り戦略をもう一度確認すると、一言でいえば「暴落時に威力を発揮する戦略」です。具体的には、適正株価よりも下がった銘柄を買い、その銘柄が適正株価に戻るときに利益確定し、利益を着実に積み上げる戦略です。

ここで注意したいのは「適正株価より下がった」ということです。もちろん、日々熱心に勉強しているあなたであれば、この部分は重々承知していると思います。でも、私たち以外の個人投資家は、案外この言葉だけを捉えて、とにかく下がった銘柄をバーゲンセールで買い物をするかのように買ってしまいます。すると、その中には回復の見込みがない銘柄も掴んでしまい、結局損失になる可能性が高くなってしまいます。

逆張り戦略の「弱点」

ですが、私たちシステムトレーダーは、しっかりとその選別をするために逆張り戦略の売買ルールを使います。だから、斉藤正章さんの本のタイトルに勝率80%とあるように、高い勝率で高い利益を上げることができます。しかしながら、やはり、そのような私たちでも損失はつきものです。思った以上に損失が大きくなることがあります。

また、勝率80%などの高勝率でも、負ける確率の20%になることもあります。そういった意味では、この逆張り戦略も万能ではなく、弱点があります。でも、やはり暴落では、この逆張り戦略が有効であることは間違いありません。

準備したい2つの戦略

では、この弱点のある逆張り戦略ですが、今月のように暴落が起きる可能性が高い中で、どのような準備をしておけば良いのでしょうか?

その答えは、これです。

◯大暴落用の「深い」逆張り戦略

◯通常の暴落用の「浅い」逆張り戦略

の2つの戦略を用意するということです。

同じ逆張り戦略でも、この2つの戦略を用意しているシステムトレーダーは案外少ないものです。もし、あなたが現時点で用意していれば、それは上位のシステムトレーダーと言えるでしょう。「深い」逆張り戦略は、例えば、リーマン・ショックのようなときに有効なものです。そして、「浅い」逆張り戦略は、通常の大幅な下落で有効なものです。この2つを用意することで、もし今月に暴落が起きても、それを着実に利益に変えることができるでしょう。

実は、この2つの戦略は、こんな悩みに有効

そして、実はこれですが「暴落が起きたのに、約定しないで終わった」ということを回避することにもつながります。逆張り戦略を運用しているあなたであれば経験があると思いますが、「暴落が起きたのにシグナルが発生しない」「暴落が起きてシグナルは出たが約定しなかった」ということが案外あります。

その理由は、様々ですが、例えば逆張り戦略のドローダウンが気になり、それを改善しようと条件式を厳しくすると、大暴落のときはシグナルが発生して約定までするが、通常の暴落だと約定しないということがあります。

ですので、そのときあなたはきっと、

「逆張り戦略のチャンスだったのに、利益を取り逃してしまった・・・」

と悔やむことでしょう。

もちろん、シグナルがでなかったり、約定しないのは、あなたの売買ルールが「今トレードしても利益になる確率が低いから見送りましょう」と言っていることです。ただ、この暴落に関しては、「浅め」「深め」の両方の戦略を用意していなかったがために逃してしまっていることが多々あります。

突き詰めれば、フィットする暴落とフィットしない暴落があるのですが、ただ大暴落用の「深い」逆張り戦略と、通常の暴落用の「浅い」逆張り戦略の両方を持ち合わせていると、暴落の種類に合わせて、動き出す戦略が変わります。そうすることで、これまでチャンスを逃していた暴落も、着実に利益を積み上げることができるようになるでしょう。

この情報を知るか、知らないかで…利益が変わる

この話は単純と言えば、単純な話かもしれません。ですが、暴落に種類があるということに気がついている個人投資家…いやシステムトレーダーは案外少ないものです。気がついているシステムトレーダーは、実はこのような複数の逆張り戦略を用意し、暴落に備えているのです。そして、平然と利益を積み上げているのです。

でも、あなたもこれで暴落に種類があることに気が付きましたよね。そして、そのときに必要なのは「深め」と「浅め」の逆張り戦略であることが分かりました。そこまで分かれば、あとは実行あるのみです。今月起こるかもしれない暴落に備えて、さっそく準備にかかりましょう!

ー西村剛

 

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。