日本株急落、北朝鮮問題悪化でさらに下落?



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From;西村剛

日本株が急落しました。

昨日(9/4)日本株市場を確認すると、日経平均株価は、前日比0.9%マイナスの19,508円25銭、マザーズ指数は前日比2.9%マイナスの1075.46ポイントでした。

この急落の要因は、あなたもご存じの通り「北朝鮮の核実験実施」です。この出来事により、戦争リスクが高まったことで、日本株は急落しました。

正直なところ、このようなことが起きるとは、誰も想像ができなかったでしょう。ですので、いくらいた朝鮮問題があると分かっていても、突発的なことが多く、この下落は想像できなかったのではないでしょうか・・・。

北朝鮮問題悪化で、株価どうなる?

そして、何よりも、この北朝鮮問題に悪化により、日本株が下落するか、それとも…と考えても、どうなるのか想像できない個人投資家の皆さんも多いかもしれません。北朝鮮の中で先行き不透明が続いていますので、不安な個人投資家も多いでしょう。

そこで、ここからは今後の日本株市場の私の考える見通しをお伝えしたいと思います。

まず、結論から言いましょう。

結論:株価に影響は…

私は「現段階では、日本株市場にそれほど大きな影響はない」と考えています。

昨日の急落や北朝鮮問題をふまえると「えっ!?」と思う人が多いかもしれません。「影響があって、下落」というものを想像していたかもしれませんよね。もちろん、さらなる下落がないことが良いのですが、怖いもの見たさといいますか、そのようなことを、あなたも想像していたかもしれません。

影響がないと考える理由

では、なぜ「大きな影響はない」と考えるか?その理由は、もちろんあります。この指標を見てください。

https://www.bloomberg.co.jp/quote/VIX:IND
(『VIX 銘柄 – CBOE SPXボラティリティ指数 名称 – Bloomberg Markets』より引用)

これは「VIX指数」です。別名「恐怖指数」と言われるもので、米国S&P500の値動きの荒さを表した指数です。そして、VIX指数は将来の投資家心理を示す指標として活用されています。

この指標の値動きの傾向は、株式市場が下落して投資家の警戒感が高まると数値が上がります。反対に、株式市場が上昇すると警戒感が薄まるので数値が下落します。

つまり、株式市場にいる投資家たちが、今の株式市場を悲観的に見ているか、楽観的に見ているかを示す、まさに投資家心理を表したものなのです。

恐怖指数の動きを見ると?

では、そのVIX指数を確認すると、いかがでしょうか?指標の表示期間を「月」「年」に変更できるので、変更してみると分かりますが、現段階では急激な数値の高まりはありません。年単位で見れば、よほど去年の大統領選挙のときのほうが数値が高かったことが分かります。

その後、4月に暴落があったように、北朝鮮問題が表面化したときに高くなっています。そして、先月のお盆時期も高くなっていますが、昨日はそれらに比べて高くなっていません。ちなみに、類似の指標で日本市場に(1552)ETF VIX短期先物指数という商品もありますが、こちらも急激な変化は見られません。

雰囲気ではなく「事実」を知る

つまり、これらの指標を確認すると、投資家たちは今回の北朝鮮の核実験を、それほど問題視しているわけではないと考えられるでしょう。ただ、もしかすると、その前の状況で感覚が麻痺してしまった可能性も否めません。しかしながら、重要なことは、こういった「カンや経験や思い込み」ではない、指標などで株式市場の動きの事実を把握することです。

ただ、今回は投資家たちの反応が薄かったとはいえ、これから米朝関係の緊迫化がさらに進む可能性が高いでしょう。そうなると、メディアの動きや周囲の投資家たちの動きが騒がしいものになってくると思います。

そのようなときは、決してその雰囲気に流されることなく、このような指標で事実を確認し、そこから状況を把握しましょう。そして、そのときは「VIX指数」を確認するのが良いでしょう。

まだ悲観的ではない

やはり、私たちにとって重要なのは、カンや経験や思い込みからくる雰囲気にのまれることではなく、「株式市場がどう考えているか?」ということです。中には、過度な報道によって、その判断が難しいこともあると思います。触覚を失ったように、どこに進んで良いか分からなくなることもあるでしょう。もし、そうなりそうなときや、なってしまったときこそ、このような指標で、株式市場の事実を確認しましょう。

指標を見る限り、昨日の急落は悲観的なものではないと考えられます。このVIX指標をふまえると、私は今回の急落に過度な不安は必要ないのではないかと考えています。

私たちシステムトレーダーは…

しかし、これはあくまでも私たち以外の個人投資家の話です。私たちシステムトレーダーは、株式市場にどのような出来事があろうとも、シグナル通りにトレードするだけです。それが、私たちは自分たちが望む成功への最短ルートだと知っています。

だからこそ、私たちは信じる道を真っ直ぐ進みましょう。そうすることで、着実に利益をもたらすことはもちろんのこと、他の個人投資家とは別世界で、安心してトレードすることができるでしょう。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。