日本株、再び暴落の可能性?



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From;西村剛

まだ、日本株の下落が止まりません。

連日お伝えしているように、依然として先週の暴落から、株価がなかなか反発しません。昨日(2/4)の日本株市場も下落しました。日経平均株価は、前日比0.4%マイナスの21,154円17銭、マザーズ指数は、前日比1.9%マイナスの1137.71ポイントでした。

日本株の下落が止まらない…

昨日の日本株市場は、一昨日と同様に、前日の米国株式市場は小幅上昇したものの、円高が進行し、1ドル106円台を付けたことに嫌気し下落しました。米国10年債の利回りは2.817%と小幅下落し、米国株も底打ち感が出ています。ですが、日本株の下落が止まりません。

元々は、米国株の暴落が原因で、日本株も上昇して良いでしょう。それにも関わらず、なぜ、日本株の下落が止まらないのでしょうか?そして、いったこの下落はいつまで続くのでしょうか?昨日と同様、このような状況が続くと、これから一体どうなってしまうのかが気になるところかと思います。そこで、昨日に続き、今日も私の見解をお伝えしましょう。

この下落はいつ終わるのか?

私の見解をお伝えするにあたり、まず考えたいのが、米国株は落ち着きを取り戻しているのに、日本株が続落中の理由です。その理由は、アジア系の機関投資家の影響が大きいと考えられます。中国の旧正月を控え、リスクを取りたくない動きが広がり、どうも彼らが日本株を売っているようです。その売りの圧力に押されて、日本株は下落していると考えるのが妥当でしょう。ということは、この売り圧力は、明日(2/16)には、弱まる可能性が高いとも考えられるでしょう。

暴落指数

また、この売り圧力が弱まる可能性として、私が暴落の予兆や底打ちを判断するために使用している「暴落指数」でも読み取ることができます。先週からの推移を見ると、以下のような状況です。

◯2/6(火):12銘柄
◯2/7(水):6銘柄
◯2/8(木):5銘柄
◯2/9(金):8銘柄

◯2/13(火):19銘柄
◯2/14(火):33銘柄

これを見る限り、そろそろ「底打ち」の可能性が出てきました。

再び暴落の可能性が…

ただし、底打ち感は出てきたのですが、注意したいことがあります。2015年8月と、2016年2月の暴落指数を見てみましょう。

【2015年8月】
◯6銘柄
◯179銘柄
◯295銘柄
◯17銘柄

【2016年2月】
◯2銘柄
◯22銘柄
◯39銘柄
◯256銘柄
◯45銘柄

いかがでしょうか?確かに、現状は底打ち感が出ているのですが、これらの暴落指数の推移を見ると、今の水準から、もう一段の再暴落があるかもしれません。その点は注意が必要でしょう。ただし、もし再び暴落が起きれば、そのタイミングで底打ちになり、本格的に反発すると考えられるでしょう。

ということは、反発を期待しつつも、やはり引き続き暴落の危険性や、下落トレンドの突入を意識しながら準備する必要があるということでしょう。

やはり楽観視はできない状況

もちろん、将来の株価がどうなるかは誰にも分かりません。もしかすると、今日反発があるかもしれません。しかしながら、今の下落の原因や暴落指数の状況を見ると、楽観的に考えるのは危険でしょう。特に、このような状況では、株価がどちらに動くということを決めることが一番危ないことです。

下落に対応できるように準備して、下落がないのであれば損失が回避できるので、まだ良いですが、上昇すると思い込み、その方向性で準備を進めることが、一番危険でしょう。今のように、どちらに転ぶか分からない状況は、本当にそのようなタイミングです。

資金管理を徹底しよう!

ですので、引き続き、あなたの売買ルールが過度なリスクを取りすぎていないか、資金管理の再確認や徹底をすると良いでしょう。特に、先ほど暴落指数で挙げた「2015年8月」「2016年2月」の2つの時期に、どのように資産が推移しているか検証してみると良いでしょう。

そうすることで、あなたの売買ルールを過去の暴落の場面で運用した場合、どのようなことが起きるかが想定できるでしょう。また、もしそこで想定外のことが起きていれば、資金管理を見直し、リスクが最小になるように改善することができます。ですので、そういった準備を引き続きしていくことをオススメします。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。