3月の投資状況

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From；JACK

非常に難しい相場というのが実態でしょうか。

システムトレーダーの方々にとっても、順張りなのか逆張りなのか、そもそもトレンドが見にくい、あるいはシグナルは出るけど翌日、約定はしなかったというような声もお聞きしております。私自身もザラバで少なからず、勝負している銘柄もありますが、勝負銘柄も乱高下があり、なかなか大きい勝負をできない現状であります。

予想外の値動き

そのような中、主力としているイベント投資でもいくつかある意味、流れがかわる、予想外の値動きになっていることが起こっております。その一つがPO投資であり、銘柄はヤクルトです。こちらは、2月14日にPOがリリースされ、終値の7,940円から翌日の始値は7,490円まで下落しました。

大型案件ということもあり、その後は、希薄化含め、下がり続けることが予想されたのですが、蓋を空けてみれば、地合いが堅調ということ、また日興証券のレーティングの格上げもあり、株価は一時的に反発し、セオリー通りに価格決定日の直前には下がり続けました。

そのような流れもあり、他のリートのPOの日程と重なってくることから、主幹事からは捌ききれないのかかなりの株数の配分があったのは、私に限らずブックビルダーを名乗る方にとっては心当たりがあったと思います。

結果は驚くべきごとに…

しかしながら、結果は驚くべきごとに申込み期間から上昇を重ね、3月9日には7,840円をつけており、お祈り投資や気絶投資の方には莫大な利益をもたらしておりますし、制度信用に限らず一般信用の在庫も出ることもあり、とにかく1日でも遅くヘッジをした方ほど、利益が多く得られるという素晴らしい株価の推移となっております。

私自身は当然の事ながら振るい落とされていますが、このような展開は10年近く前のレインズやキーエンスあたりでしか記憶にありませんので、ある意味想定外となりました。このような結果になると、PO投資については、積極的に参加をしたいと思うかもしれませんが、このあたりは、システムトレードで言うところのカーブフィッティングになると私はとらえております。

実際に、過去のPO投資の値動きの統計をみれば、一目瞭然でありますから、私自身は、嬉しい誤算という認識ではありますので、間違っても今後のPO銘柄に片っ端から参加というスタンスはお控え下さい。現にリートをはじめ今年のPOの値動きを確認してみれば、その結果は言うまでもありません。（苦笑）