明日の市場はお祭り騒ぎ?



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From;田村祐一

 明日25日の株式市場はちょっとしたお祭り騒ぎになります。

 私もこのお祭り騒ぎの動向を注視するつもりです。

 そのお祭り騒ぎとは?

 明日25日は、【9月の優待権利確定日】です。

 株主優待を実施している企業の株を925日の大引けに保有していれば、株主優待を受け取ることが出来ます。株主優待には、さまざまなモノがあり、お米や、自社製品はもちろん、金券等もあります。

 9月は1年の中でも優待権利が確定する銘柄数が3月に次いで2番目に多い月です。具体的な数字で言うと約425銘柄です。425銘柄の優待の権利が確定することから、権利確定日前後は優待の権利獲得を目的とした売り買いが交錯し、ちょっとしたお祭り騒ぎになるのです。

 特に、優待内容が魅力的な企業ほど、投資家の売買が活発になり、株価が乱高下することも頻繁に起こります。

 もしかしたら、あなたも欲しい優待銘柄があり、その株をゲットしたいと考えているかもしれません。株主優待が家に届くことを期待して、ワクワクしながら買い付けしようとしているかもしれません。

 注意点は?

ただし、権利確定日直前の買い付けは、ちょっと危険です。

 実は、株主優待の権利確定日に近づくほど、優待の獲得を目的とした買いが流入しやすく、短期的に株価が上昇している傾向が強くなります。よって、権利確定日直前に優待銘柄の買い付けをすると、高値で掴んでしまうリスクが非常に高くなることから、今から9月の優待権利を獲得するのは、避けたほうが良いでしょう。

 権利確定日を過ぎた26日以降に、優待を獲得した投資家の売りが殺到します。売りの数量の多さによっては、株主優待を獲得した金額を超える株価の下落をくらってしまう恐れがあります。そして、その確率は低いものではなく、非常に高い確率で起こるものです。

 つまり、権利確定日の直前に安易に9月優待の獲得を目指すと、想定していない大きな損失を被る恐れがあるのです。もしかしたら、お祭りムードが漂い、自分も優待が欲しくてワクワクしていた人にとっては、冷や水を浴びせるような話だったかもしれません。

 しかし、9月の株主優待の買い付けは、今からは危険ですが、株主優待は、9月だけの専売特許と言うわけではありません。銘柄数の多寡はありますが、毎月何らかの銘柄が株主優待の権利が確定しています。

 

私が推奨しているのは、「株主優待先回り投資法」です。

 以前、「株主優待先回り投資法」について、詳しく紹介したことがありますので、以下を参照ください。

 【株主優待先回り投資法を知りたい方はコチラをクリック】

https://sys-tatsu.com/investmentnews/?post_type=blog&p=8128

 この投資法を活用するとすれば、9月末時点で注目すべきは、「11月に優待権利が確定する銘柄」でしょう。

11月は優待銘柄は「42銘柄」と他の月と比較すると少ないものの、

 「2769 ヴィレッジヴァンガードコーポレーション」

⇒ヴィレッジヴァンガードで使えるお買い物券

「2830 アヲハタ」

⇒自社製品(ジャム)

「2809 キユーピー」

⇒自社グループ商品の詰め合わせ(マヨネーズ等)

 などをはじめ、個人投資家に人気の銘柄がいくつもあり、決して9月の優待銘柄群に劣るわけではありません。株主優待の争奪戦は、他の投資家の行動を先読みし、事前に仕込んでおくことが非常に重要です。いざ、お祭り(権利確定日)直前に慌てて参加すると、手痛い損失を被ってしまいます。

 手堅く、楽しく優待を獲得するためにも、先回りで行動していきましょう!!

私も、今から11月や12月のお祭りを見越して、着々と準備を進めていきます(笑

―田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。