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From;田村祐一

日経平均株価は24000円を超え、相場状況は一変。9月前半とはうって変わって、好調な地合いが続いています。

 実は、私事ですが、、、8月にマルチストラテジーの入れ替えを行いました。入れ替えから約2ヶ月がたち、入れ替えによる効果について分析しました。

 本日は、その分析結果について共有したいと思います。

 86日のメールマガジン「トレンドが変わった!?」でマルチストラテジーの入れ替えを行ったことをお伝えしました。

入れ替えた理由は、8月時点で、私は「日本株市場が下落トレンドに変化した可能性が高い」と判断したからです。

 これは、見事に相場予想を外していますね(笑

ちょっと恥ずかしいものの、予想が外れて株式市場が上昇してくれて、嬉しい限りです。

下落相場の到来を予想して、私が行った行動は、以下の2つです。

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 1 下落相場に強い売買ルールの導入・改良

 2 トレード対象の見直し(売買する対象を「大型株」の比率をなるべく高める)

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 1」はそのままで、下落相場で利益を上げやすい戦略を新たに導入したり、既存の戦略を下落相場に強くなるように改良しました。

 そして、「2」は、株式市場が軟調に推移している相場では、安心感のある銘柄ほど資金流出がしにくいことから、株価も堅調に推移する傾向が強いです。その傾向を活かし、大型株のトレードが多くなるように、新たな売買ルールの導入や既存戦略の改良を施しました。

 上記2点の改良を行い、来るべき下落相場に備えました。

しかし、マルチストラテジー入れ替え以降に、到来したのは、上昇相場でした。

予想を外したことで、入れ替え後のマルチストラテジーの成績が悪くなったと思いきや、

入れ替えた場合と入れ替えなかった場合のそれぞれの成績を分析してみると、実は、入れ替え前の成績よりも入れ替え後の成績のほうが圧倒的に良いことが分かりました。

その理由は、「2」が大きく影響していました。

直近の株式市場は、日経平均株価が年初来高値間近まで上昇し、このまま好調な地合いが続けば、年初来高値を更新し、さらなる上値を狙うことも出来そうです。まさに投資家にとっては嬉しい状況でしょう。

一見すると、日本株市場全体が好調に推移しているように思えますが、実は「大型株」と「中小型株」では、トレンドは全く異なります。

「日経平均株価」や「TOPIX」等の比較的大型株を中心とする銘柄群は、年初来高値更新間近です。

一方で、「日経ジャスダック平均」や「東証マザーズ指数」等の中小型株を中心とする銘柄群は、年初来高値から程遠い位置で推移しており、依然下落トレンドの渦中にいます。

同じ日本株市場に上場している銘柄でも、企業規模の大きさに応じて、トレンドが全く異なることは、実は良くあるのです。(直近は、「大型株が好調、中小型株が不調」ですが、その逆が起こることも当然あります)

よって、直近の株式市場の恩恵を最大限享受するには、トレードの対象は「大型株」にする必要があったと言えるでしょう。

予想が外れたにも関わらず、偶然「大型株」のトレードの比率を意図的に上げたことで、私が作成したマルチストラテジーは、この2ヶ月の成績は好調に推移していました。

これは、あくまでも偶然であり、たまたま成績が良かっただけですが、今回の経験を通して、複数の売買ルールを組み合わせてマルチストラテジーを構築する際の重要なポイントを掴むことが出来ました。

トレードの対象を意識的に分散させる

そのポイントとは、「トレードの対象を意識的に分散させる」と言うことです。

 仮に、この2ヶ月間を「新興株」ばかりトレードしていたら、運用成績は芳しくなかったでしょう。そして、仮に「大型株」ばかりをトレードしていたら、いつか大型株が軟調な相場が来たときに、成績が一気に悪化する可能性があるでしょう。

 言い換えると、どちらか一方に偏りがでると、苦手とする相場が出てきてしまうということです。

 トレードの対象に偏りが出ないように売買ルールを作成することで、大型株のトレードが中小型株の不調を補うことが出来ます。そして、これは中小型株のトレードが大型株の不調を補うこともあるでしょう。トレード対象をバランスよく設定することで、安定した運用成果が期待できるでしょう。

 もし、直近の成績が芳しくないと感じた場合には、上昇相場に得意な戦略を見直すことはもちろんですが、トレード対象についても見直してみてはいかがでしょうか。

 もしかすると、戦略自体には問題がなくても、トレードしている対象になんらかの問題があるかもしれません。ぜひ、ご自身のルールについても見直してみてくださいね。

 ー田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。