「盗む」→「仲間にする」



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From;田村祐一

タイトルは非常に物騒な表現になっていますが、
決して、ものを盗む盗賊団を結成しようとしているわけではありません。

この【「盗む」→「仲間にする」】とは、
株式投資を行う上で、とっても重要なテクニックです。

先々週から2週に渡って「東証IRフェスタ」の話をしていますが、
本日もその続きをお話したいと思います。

過去2週分でお話した内容については、以下を参照ください。

■絶対に参加したいお祭り
>> https://sys-tatsu.com/investmentnews/?post_type=blog&p=8766

■簡単な優良銘柄の調べ方とは?
>> https://sys-tatsu.com/investmentnews/?post_type=blog&p=8772

さて、IRフェスタに参加し、ひととおり気になっている企業の
取材が終わった場合、あなたはどうするでしょうか?

時間がもったいないので、すぐに帰る方も多いかもしれません。
しかし、すぐに帰ってしまうのは、ちょっともったいないのです。

では、何をするのかというと・・・

「①盗む」→「②仲間にする」

という行動に移るのです。

「①盗む」

「盗む」とは、IRフェスタ参加者の財布や
貴重品を盗むわけではもちろんありません。

盗むのは、「質問テクニック」です。

IRフェスタは、非常に多くの投資家が参加することから、
自分以外にも企業のIR担当者に質問をしている人がたくさんいます。

その多くの方は、「御社は何をしている会社ですか?」といった
標準的な質問をする方が多いのが普通です。

しかし、中には「すごい!」「これは!」と思えるような
素晴らしい質問をしている投資家もいるのです。

具体的には、

●明らかに事前準備を万全にしてきた内容の質問
●自分にはない視点での良い質問

と感じる質問をしている投資家が時々いるのです。

「明らかに事前準備を万全にした内容の質問」をする投資家への回答は、
非常に楽しみな回答になる可能性が高いでしょう。

事前準備をしてくるほど、気合いを入れて、ブースに来ていることから

その企業を良く調べて、その企業の魅力や問題点などを
あぶり出そうとしている質問の可能性が高いからです。

そのような時、私は、その投資家と企業の担当者の声が聞こえる位置で
その会社のパンフレットを読んでいるふりをして、「盗み聞き」していることが多いです。

企業の担当者に話したいそぶりをしたり、明らかに聞いている姿勢が分かると、
その投資家も私に気を使って、質問を止めてしまう可能性があるからです。

ぜひ、その投資家の質問を止めないように、
会話が聞こえる場所で、パンフレットを読んでいるふりなどすると良いでしょう。

さながら、忍者のように気配を消します(笑

また、「自分にはない視点での良い質問」をする投資家についても、
気配を消して近づいていきます。

IR担当者から情報を引き出すためには、

引き出すためのさまざまな質問の仕方を
自分の引き出しにもっておく必要があります。

引き出しの数が多ければ多いほど、
重要な情報を引き出せる可能性が高くなります。

自分にはない質問の仕方であったり、
面白いと感じた質問があれば、ぜひ、聞き逃さす情報を掴むようにしましょう。

これが「①盗む」テクニックです。

次に、「②仲間にする」についてお話しますね。

「②仲間にする」

「盗む」対象になった投資家の方は、
優秀な投資家である可能性が高いです。

なぜなら、自分の足でわざわざIRフェスタに参加し、
かつ事前準備をしている投資家です。

そのような投資家は、この厳しい投資の世界でも
耐え抜き、生き残ることができる確率は高いです。

良い質問をする投資家は、良い投資判断を下せる可能性も高く、
良い銘柄を知っている可能性も高い投資家と言えるのです。

だからこそ、そんな優秀な投資家と、
ぜひこの機会に仲良くなってしまおうという考えです。

そして、その投資家に何気なく話しかけ、しばらく話しをした後に、
株式投資の仲間になることを提案すると良いでしょう。

株式投資をしている投資家は大抵、孤独です。

実際、IRセミナーに参加している人の様子を見てみると分かりますが、
一人で参加している人が多いのです。

だって、お金の運用の話なんて、家族や、ましてや友人、
職場の同僚に話すことなんてなかなかできないですよね。

このように、一人で参加している人に、
株式投資の仲間になることを提案しても、断られることはないでしょう。

意外に話しかけられると嬉しいと感じる人が多いみたいですよ。

最初は怪しまれますが、変な勧誘ではないと分かってもらえれば、
みんな気さくに話してくれるようになります。

勉強熱心な投資家ほど、同じような熱心な仲間を欲しがっており、
情報交換する仲間になって欲しいと言っても断られることは考えにくいでしょう。

しかし、ここでとても大事な注意点がひとつあります。

自分も、その投資家仲間に対して良い銘柄や情報を
提供出来るようにしていないといけないということです。

その投資家仲間から、自分だけ銘柄の情報を聞き出そうとしていれば、
その関係は長く続かないでしょう。

自分からも、その投資家仲間に対して、
良い情報を与えられるようでなければ、
その人にとっても魅力が感じられないためです。

そのためにも、日頃から他の人が知らないような銘柄情報を持ち、
他の人と情報交換出来るようにしておきましょう。

そのような人を見つけ、有益な情報を交換出来るようになれば、
お互いがwin-winの関係になるだけでなく、
切磋琢磨できる良いライバルにもなるでしょう。

セミナーやIRフェスタは、単純に参加するのではなく、
有用な情報交換ができる仲間作りの場でもあります。

仲間を増やし、情報網を広げることで、

良い銘柄を多く知る機会が持てると同時に、
その投資家と切磋琢磨することで、

自分でも良い銘柄を発掘する努力を継続出来るようになります。

2月開催の東証IRフェスタに当然私も参加しますが、

4年前に東証IRフェスタで出会って仲良くなった
投資家仲間と一緒に参加することになりました。

今では非常に良い友人であり、
パフォーマンスを競うライバルです。

やっぱり、株式投資も一人でやるより
仲間と一緒にやって、勝利を掴みたいですよね。

ー田村 祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。