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from；夢幻
早いもので今年も残すところ、あとわずかとなりました。
皆様の今年のトレードの成果はいかがだったでしょうか？
いずれにせよ、来年はさらに良い年にしたい、結果を出したいと思っている事でしょう。
そこで重要になってくるのが、目標設定です。
さて、目標設定において、重要な事とは何が思い当たりますか？
私は３つあると考えています。
・具体的な設定をする（数字を含める）
・実現可能かつ、高い目標設定をする
・期限を決める
このセオリー通りにいけば、
今年は年利100%を達成したい！
〇年までに、億トレーダーになりたい！
こんな、パフォーマンス（利回り）の目標設定は一見、理想的に見えます。
しかし、セオリー通りの目標設定は、時に相場においては致命的な損失を引き起こし、退場に追い込まれる原因ともなります。
この事を教えてくれたのは、私が株を初めて数年たったころ、
あるトレーダーがセミナー中に発した一言でした。
『パフォーマンスはあなたが決めるのではありません。
マーケット（相場）が決めるんです。』
この一言に、大変衝撃を受けました。
なぜなら、
パフォーマンスは、自分で目標設定をし、それを達成すべく努力すべきものと考えていたからです。
このパフォーマンスはマーケットが決める、という考え方を紐解くと以下のようになります。
・１年間という短い期間のパフォーマンスを決定づけるものは、あなたの能力よりも相場の影響（易しい相場か、難しい相場か）のほうがはるかに大きい
・その中で、達成困難な無理なパフォーマンスを望めば、必然的に大きなリスクを取らざるを得なくなる。無理にポジション量を大きくしたり、銘柄数を絞ったりする。
・また、無茶なトレードをしたりして適切なトレードが出来なくなる。これはトレードの質の低下を招く
・最悪の場合、致命的な損失を被り、退場となる。
・よって、具体的なパフォーマンスは比較的達成可能な易しいものにとどめ、あとは相場次第とする。
・自分は適切な（期待値のある）トレードに集中する。
私自身も、このマーケットの影響を十分に理解したうえで、パフォーマンスは目安として意識しつつも、無理に数字を追わないように気を付けています。
ちなみに、私が毎年立てている基本の目標設定は以下のようなシンプルなものです。
・毎日トレードをする（相場を観る）こと
・相場で生き残る事（通年損益プラス）
さて、一般的な目標設定とトレードにおける目標設定の違いについてみてきました。
その違いはマーケットの影響という、自分ではコントロール出来ないものという外部要因の影響の大きさです。
私は、この点からある真理に気づきました。
この外部要因の正体は「他人の関与度」だという事です。
例えば、毎日朝、決まった時間に起床するといった個人的な目標であれば、目標の達成を自分の力でコントロールできます。
しかし、沢山の人が参加するマーケットは個人的な力ではコントロール出来ません。
特に、投資の世界ではその影響が大きすぎるのでパフォーマンスの目標設定は難しいのです。
目標設定においては、「他人の関与度」という外部要因の存在に注意しておくと良いでしょう。
以上の考察から、成果につながるような、具体的な目標設定をしたい方は
以下の２点を意識した目標設定をするとよいでしょう。
その１・自分の力でなんとかなる。
その２・それをやり切れば、結果として成果につながる。
例えば、
・毎日必ず検証を継続する
・毎月１つは新しいストラテジーを作る
・既存のストラテジーとは異なる、新しいアイデアのトレードモデルを作る
・既存のストラテジーの改善を定期的に行う
・定期的に勉強会、セミナーに参加し新しい視点を学ぶ
といったようなものです。
やり切れば、おのずと結果はついてくると自分自身が感じられればOKです。
是非、自分にあった目標設定をして成果につなげ、飛躍の一年にしましょう！
次回は、パフォーマンスについてもう少し深く解説します。お楽しみに！
ー夢幻
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夢幻
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