年末年始の連休で株の保有を継続しますか?【田村祐一】



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あっという間に2020年が終わりますね。

年の瀬になると、毎年システムトレーダーの方から、
ある質問を受けます。

それは、「年末年始の株の保有について」です。

早い方だと、23日頃から休みに入るそうで、
株式市場が開いている限り何から仕事がある私からしたら、
非常に非常に羨ましい限りです。

長期休暇に入り、何かと忙しくなる年末ですので、
トレードが集中できる環境になくなるという話をよく聞きます。

実家が、電波が入りにくいなどの理由から、
物理的にトレードができなくなる方もいるそうです。

そうなったときに問題となるのが、
現在保有している銘柄をどのように扱うかという点です。

株式市場は本年は30日まで開いており、
翌年1月4日からスタートです。

もし、28日以降のトレードが満足に出来ない状態だと、
保有している銘柄の扱いについて不安が出るのは当然ですね。

このような悩みを年末には毎年例に漏れず相談されます。

さて、このときの私の回答ですが、
「わからない」と答えます。

質問いただいた方を突き放すような回答ですが、
正直私自信どうしたらよいか分かりません。

杓子定規の回答なら持ち合わせています。

システムトレードは、年末年始等の大型連休も含めて、
過去のデータから売買ルールを作成しているので、

年末年始の大型連休でも、
シグナルどおりに売買することが得策です。

また、過去の株価データの傾向を見ると、
年末年始は株価が上がりやすい傾向が強いことから、

年をまたいで株を保有するのは、
過去の統計上では利益につながりやすいです。

私が機械的なシステムトレーダーならば、
上記のような回答をするでしょう。

実際、過去のデータ上は、そういう傾向があるので、
そうすることが有利なトレードと言えるでしょう。

ただし、ココにはある重要な視点が抜け落ちています。

それは、「大型連休を有意義に過ごせるか?」という観点です。

もし、仮に大型連休中に株式市場にとって悪い材料が出れば、
どんなに統計的な有効性があっても、年明けに株式市場が下落します。

過去にも、年初明けに、急落からスタートした年もあります。

そうなると、年末年始の間の
私たちの感情はどうなるでしょうか?

年明けに急落することが分かっている状態で、
果たして満足に休暇を満喫できるでしょうか。

損失がほぼ確定している状況での、
年始のおめでたいムードを過ごすのは勿体ないですよね。

そこで、冒頭の質問に戻りましょう。

「年末年始の連休で株の保有を継続しますか?」

いかがでしょうか。

おそらく、みなさんそれぞれの回答が出るかと思います。

トレードの有効性を信じるならば「保有継続」を選択するでしょう。

一方で、リスクや大型連休を満喫することに重きを置いていれば、
「保有銘柄は手仕舞い」という選択になるでしょう。

これは、人によって選択が変わるでしょう。

だから、私は人に聞かれても「分からない」と回答します。

ちなみに、私の個人的な回答は、
迷わず「保有銘柄は手仕舞い」です。

なぜなら、年末年始は、お酒を飲んで、
楽しくダラダラ、ゆったり過ごしたいからです。

株式市場の魑魅魍魎の世界から離れ、
休暇を最大限満喫したいです(笑)

そんな理由から、私は年末年始は
すべての保有銘柄をリセットします。

仮に、統計どおり、年末年始を持ち越したほうが良かったとしても、、、
実際に持ち越したほうが利益になる年が多いことが分かっていても、、、

【持ち越すことで得られる利益<<<<<<<<<<<休暇の満喫】という構図になります。

休暇を満喫するための費用として、
持ち越す利益を捨てている発想ですね。

さて、あなたはどうでしょうか。

この選択に、正しいも間違いもありません。

仮に、正しい、間違いを判断できるとすれば、
それはあなた自身しかできません。

コロナウィルスのせいで、例年と比較すると寂しい年始となりそうですが、
それでも楽しい年末年始にしたいものですね。

 

ー田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。