会社を辞めて個人投資家として独立する事はFIREと言えるか!?【夢幻】



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夢幻です。

今週の相場は週末に向かうにつれ強くなり、日経平均は29000円台に乗せて終えました。

一つ大きな材料として、先週末に岸田総理が

”金融所得課税について、当面行う予定はない”

とやや先送りの考えを示し、方針転換をした事があげられます。

総理就任から連日の日経平均の下落で、相場関係者からは厳しい声が挙がっており、
見直しを迫られることとなったのでしょう。

今週、しっかりと株価反発となったことから、直近の株価下落の要因がこの金融所得課税の見直しにあったとの見方が出来あがりそうです。

今後、金融所得課税が話題に挙がる度に相場の動きに注視しなければならず、慎重さが求められそうですね。

さて、衆議院は14日に解散となり、いよいよ選挙戦に入りました。
開票日は月末の31日です。

相場においては、『解散総選挙は買い』という言葉があり、衆議院解散の前日終値から開票当日までは株価が上がりやすいというアノマリーがあります。

これから2週間の選挙期間は、月後半・月下旬といった月の中でも株価が上がりやすい期間に入るので順当に行けば月末まで堅調な相場が続きそうですね。

1つ懸念点は岸田総理の支持率が低い事で、これが選挙戦に響く可能性があるという事です。

もし自民党が敗北するような状況になると相場は波乱の展開となる可能性もあります。

○会社を辞めて個人投資家として独立する事はFIREと言えるか!?

今週からまたFIREのお話しに戻ります(笑)

FIREについては、そのキャッチーなフレーズが先行してブームが起こっている状況で、
”節約してお金を貯め運用し資産を築く→早々に仕事を辞めて細々と暮らす”みたいな節約型FIREがクローズアップされる事もあり、FIREにあまり良い印象を持たない人も結構いるようです。

多くの人の理想で言えば、FIREして自由に楽しむための+αのお金が必要で、生活コスト+自由を謳歌するためのお金が十分ある状態のFat FIRE(リッチFIRE)という概念のFIREもあります。

こういったように、FIREについての理解不足が要因で毛嫌いする事はもったいないです。

なぜなら、FIREやそれを構成する様々な考え方について理解を深めておくことは非常に有意義だからです。

例えば、資産をどう切り崩していくかの資産の4%ルールなどは非常に優れたアイデアだと思います。

また、FIREについての間違いで意外に多いのが、会社を辞めて個人投資家(専業投資家)になる事をFIREと考えている方々が一定数いる事です。

中には「数百万でFIREしました」なんて人もおり、これは2つの大きな間違いをしています・・・汗

これらの間違いについてポイントを纏めてみます。

①個人投資家とは自分の資産の運用担当者になる事である
②インデックス投資以上の利回り(超過リターン)の源泉は差別化にある
③差別化には時間と労力が必要→小資金でリタイア出来ても不労所得ではなくFIREにはならない
④資産運用が好き・やりたい事であるならば、個人投資家はサイドFIREの一形態と言える

順に説明します。①について

当然ながら、自分の資産がいくらあっても自分の資産は自分で運用しなければなりません。これは立派な業務であり、仕事です。

例えると、証券会社によっては、自己売買部門がある証券会社もありますよね。

証券会社のメインの業務は委託売買業務(個人投資家の売買を仲介し手数料を得る)の他にも、会社の中に株の売買を行う人(ディーラー)が居て、業務として金融商品を売買して利益を上げています。

個人投資家とは、これに近い形態で、自営業で自分の資産を専任で運用するディーラーと考えればイメージがしやすいかもしれません。

そして、これは投資家・トレーダーのどちらに関わりなく仕事だといえます。

何故なら、個人投資家の殆どの自宅にはワーキングデスクがあるからです(笑)

株を売買するパソコンやモニタが設置されており、トレーダーであればチャートや板を見て売買したり、システムトレーダーであれば、売買ルールの研究を行います。

長中期のファンダメンタル投資家であっても、このデスクで四季報を読んだり、パソコンを使って、決算資料や動画を観たりします。

これらのどれもが自分の時間と労力というリソースを使って行わなければなりません。

つまり、投資家やトレーダーといった括りに関わらず、これらはすべて仕事であることを理解してください。

次回に続きます。

では次回もお楽しみに!

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。