6月の第2週目は株価が急落する？【横山利香】

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こんにちは！株が大好き　横山利香です♪

6月も第1週目が終わり、来週はいよいよ第2週目です！

私が第2週目をなぜ気にするのかというと、6月の第2週目は重要なイベントがあるからです。

会社四季報の発売日3月、6月、9月、12月ですが、通常は第3週目です。3月、6月、9月、12月の第2週目は、メジャー（M）SQというイベントが控えています。

ちょっと小難しいですが・・・

SQとは特別清算指数のことで、Special Quotationを省略したものです。日経225先物やTOPIX先物等の株価指数先物取引や株価指数のオプション取引等を、最終的な決済期日で決済するための清算価格のことを指しています。

各限月の取引最終日の翌日である「各限月の第2金曜日」がSQ算出日（SQ日）となり、指数構成銘柄の始値で計算された値がSQ（SQ値）となります。SQ値は証券会社等のホームページで確認できます。

3月、6月、9月、12月には株価指数先物とオプション取引のSQのためメジャーSQ、それ以外の月はオプション取引のSQのためSQと一般的に呼ばれています。

つまり、このSQ値がいくらになるのかで損益が大きく変わってくるため、先物とオプションの二つの決済があるメジャーSQは取引量が増加し、乱高下することが多くあるのです。

今月のカレンダーを見ると、メジャーSQは6月10日金曜日、その前の水曜日である8日頃からどこが着地点になるのか＝どこを着地点にして株価を誘導するのか、といった動きが出やすくなります。株価の着地点、つまりSQ値は注目しておいてください！

ちなみに、前回の3月のメジャーSQがどうだったかと言うと、3月11日金曜日がメジャーSQ、そしてその前の水曜日3月9日です。

ここでお時間のある方は日経平均のチャートを見てみましょう！

思い出しましたか？日経平均株価は3月9日に株価が大幅に下落する状況となり、24,681円の安値をつけたのです。悲壮感が漂う厳しい地合いの3月になりましたが、その裏にはSQ値を算出するための動きが出ていたのかもしれないということです。

何が言いたいのかと言うと、私はよくメジャーSQ週に注意という風にメルマガに書いていますが、メジャーSQの日だということを知っているか知らないかで、精神的なダメージには雲泥の差があるということです。

なお、6月のメジャーSQに向けてなのか、日経平均株価は膠着してきました。乱高下に巻き込まれるのが嫌だなと思う人は、無理に参戦せず、SQが通過してから参戦してもよいでしょう。株価が動き出せばチャートが作られますから、チャートを見て動き出す瞬間をとらえてください！

株式市場の動きが不安定で難しい時こそ、原点回帰！チャートを見て、マーケットの動くタイミングをとらえてくださいね。

最後にお知らせです！

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ー横山利香

国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト（CFTe）。テクニカル分析や四季報の分析をもとにした「テクノファンダメンタル投資」で安定的に利益を上げる現役トレーダー。

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