私が銘柄探しで意識している2つのポイント【田村祐一】



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米ドル為替の円安進行が止まりませんね。
1ドル140円という少し恐怖を感じる水準も視野に入ってきました。

為替に得も言われぬ不安を感じるものの、
短期的な目線で見れば企業決算にはプラスに働きます。

7月末から8月初旬にかけて、
第1四半期決算発表が本格化しています。

3月期決算企業における第1四半期は、
4月から6月の3か月間の途中経過です。

12か月のうちの3か月間という短い期間なので、

「まだまだ今期業績で残された期間は長い」と考え、
熱心に分析している投資家も少ないかもしれません。

確かにまだまだ先は長いのですが、私は以下のような観点で
これから銘柄探しをしてみようと思っています。

その私の銘柄探しの観点とは、

1.今期業績予想(売上および利益)が前年よりアップしているか?

2.第1四半期業績(売上および利益)が前年同期比で、
 今期業績予想のアップ率よりも更に向上しているか?

以上の2点を意識して銘柄探しをしようと考えています。

昨年までは、コロナウィルスの影響から
経済活動の自粛が続いていましたが、
直近では人手がだいぶ戻っています。

最近は第7波が懸念されてはいるものの、
4月~6月までは大分経済活動が復活していました。

多くの企業の業績が回復している可能性が高く、
今後のコロナウィルスの蔓延次第ではありますが、

4月~6月の業績は、今期を占ううえで
非常に重要な数字になることは間違いありません。

例年の第1四半期決算と比較して、
桁違いに重要な決算発表になることは確実です。

そのような観点で、私はまず、

「1.今期業績予想(売上および利益)が前年よりアップ」

している企業を選別したいと考えています。

なお、今期業績予想が前年同期比で
二桁の増収増益を計画している企業が良いと考えています。

そして、「2.第1四半期業績(売上および利益)が前年同期比で、
今期業績予想のアップ率よりも更に向上しているか?」についてですが、

具体的には以下のように第1四半期の④から⑥の数値が、
今期業績予想の①から③までの数値を上回っているかを確認します。

■ABC商事(架空の企業です)

【今期業績予想(2023年3月)】
売上高〇〇〇億円(前年同期比 ① %アップ)、
営業利益〇〇億円(前年同期比 ② %アップ)、
純利益 〇〇億円(前年同期比 ③ %アップ)

【第1四半期業績】
売上高〇〇〇億円(前年同期比 ④ %アップ)、
営業利益〇〇億円(前年同期比 ⑤ %アップ)、
純利益 〇〇億円(前年同期比 ⑥ %アップ)

①<④の数値の方が大きい、②<⑤の数値の方が大きい、③<⑥の数値の方が大きい

以上のように第1四半期の④から⑥の数値が、
今期業績予想の①から③までの数値を上回っているかを確認することで、
業績の進捗状況を確認できます。

業績の進捗状況が良いことで、
今後、中間決算や第3四半期決算で業績の上方修正期待が持てるでしょう。

直近の相場は、非常に難しい展開が続いていますので、
最低条件として、「1」と「2」は満たしていないと触手は伸びないですね。

ちなみに「2.第1四半期業績(売上および利益)が前年同期比で、
 今期業績予想のアップ率よりも更に向上しているか?」は、
第1四半期決算の内容を吟味して見つけ出さなければなりません。

3月期決算企業は2,000社以上あると言われ、その中から手作業で、
以上の条件を満たす銘柄を探し出すことは大変かもしれません。

しかし、手作業で探し出すということは面倒なことなので、
その分だけ他の投資家は面倒だと考え、行わないことでしょう。

自動化されていない手作業があるからこそ、
努力で差別化ができる行為といえます。

やっていることは誰でもすぐにできる単純なことではありますが、
これが意外にできないんですよね。

私も、このメルマガを書いて、
この面倒な作業をやるぞ!という意識を高めています(苦笑

 

ー田村祐一

 

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。