上方修正を発表しそうな銘柄とは?【田村祐一】



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3月決算企業の第1四半期決算が本格化していますね。

決算をダラダラと流し見している最中なのですが、
今年の決算は例年と違って特殊な感じですね。

何が特殊かというと、、、

【前年同期と比較して大幅増収増益の銘柄が多い】

と言うことです。

昨年と比較して、売上高が大きく増加し、
かつ営業利益も大きく増加している銘柄がたくさん出ています。

昨年の4月から6月は、コロナウィルスの影響で自粛ムードが強く、
経済活動がかなり制限されていました。

今年はワクチン接種が進み、コロナ飽きもしてきたことで、
かなり経済活動が再開されてきました。

その結果、前年同期と比較して、
今年の決算はかなり良い数字となっています。

これは大部分の業種でこのような傾向があります。

銘柄によっては、第1四半期時点で、売上高や営業利益が
会社予想を大きく上回るペースで進捗しています。

第1四半期は1年の中で4分の1を占めるので、
単純に考えると、売上が25%達成していれば、
会社が想定している巡航速度と同じと言えます。

しかし、今年の決算では、
「25%」を大きく超える進捗となっている銘柄も多いです。

中には、第1四半期時点の進捗率が40%を超えている銘柄もあり、
例年以上に会社予想に対する進捗率の高さが目立ちます。

本来であれば、会社予想に対して第1四半期時点で
進捗率が高い場合には、「上昇修正」が行われます。

しかし、今年に関して言えば、

【上方修正してもおかしくない銘柄が、上昇修正しない】

という異常事態が起こっています。

ここ数年コロナウィルスの感染者が増えたり減ったりで、
そのたびに自粛と自粛解除が続いてきました。

業績が読みにくい展開が続いていたことで、
企業の業績予想がかなり保守的な内容になっています。

いくら現時点の業績が良くても、
また自粛によって業績が悪くなると懸念している企業が多く、
上方修正に踏み切る決断ができないのでしょう。

その結果、足元の業績は明らかに良いのに、
通期決算の上方修正はしないという異常事態が起こっています。

例年よりもそういう銘柄が多いので、
これはチャンスと言えそうです。

第1四半期時点で上昇修正されなかった銘柄は、
そのまま良好な状況が続けば、
中間決算で上方修正される可能性が高いです。

中間決算発表は、10月末から11月初旬に行われ、
上方修正が発表される場合には、決算発表直前が多いので、
10月第3週目あたりに行われることが多いですね。

ですので、その前に上方修正期待の銘柄に注目しておけば、
そこそこ株価上昇が期待できそうです。

仕込み時期としては、相場状況にもよりますが、
決算発表の1か月から2か月前かなと思っています。

第1四半期決算発表直後は値動きが比較的荒いので、
お盆等を挟んである程度値が落ち着いたらと言う感じです。

できれば、上方修正の可能性が高く、
株価も直近数か月は上昇トレンドであることが望ましいですね。

今年はあまり面白くない相場が続いていたので、
ファンダメンタル投資は少し控えめでしたが、
ようやく重い腰を上げて取り組んでみてもよさそうかなと思っています。

みなさんも、もし時間があれば、
決算発表された銘柄をチェックしてみてください。

掘り出し物が見つかる可能性が
例年よりも高くなっていますよ。

ー田村祐一

 

 

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。