相場の調子がいい時は【Korosuke】



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korosukeです。

SNSで書かれているトレーダーの状況をたまに見ているのですが、今年はFXだととくに値動きが激しく、勝っている人と負けている人が大きく分かれているように思います。

ほとんどが裁量でトレードしている人ですが、アノマリーや主観の入ったトレンドラインを使ったりと、相場に対する見方を固定しすぎてしまっていたり、ルールが明確になってない中で感覚的に入ってしまっているのが原因のように感じます。

ただ、それでも、結構な熟練のトレーダーも苦戦している様子を見かけて今年の相場は(とくに裁量トレードでは)難しいのかもしれません。

 

そんな中、有名なトレーダーのテスタさんのTwitterを見ていると、直近ではなかなか勝てなくて6億円近く負けているとのことで、それが今の相場の難しさを表しているかと思います。

しかし、テスタさんの考えで興味深いのは、6億負けてはいるが、その前に今年前半でそれ以上に大きく勝っていて、それまでが調子が良すぎてこれまでの平均的なリターンを大きく上回っていたので、

そろそろマイナスが来ることを覚悟していて、負けるのを自然に受け止めていたことです。

これは常に自分のルールを守ってトレードしているからこそ言えることで、同じルールで一貫してトレードしているからこそ、その実力を把握していて、平均的に大体このくらいのリターンになるものだとわかっているのだと思います。

勝ちが続いて大きくリターンがでるのはうれしいことですが、逆にいうと本来のリターンを超えて異常な状態なので、そろそろ警戒しようという判断ができるのは、一貫したルールをもってその能力を良く把握しているからできることで、これはシステムトレードにおいても重要な考えです。

直近の成績で1つのストラテジーが大きくプラスになっている一方で、もう1つのストラテジーは大きくマイナスになっているとします。

そのとき前者の方がうまくいっているから、後者の悪い方のストラテジーは捨てて、良い方に資金配分を移す、あるいは、他の直近プラスになっているストラテジーを導入して悪い方と入れ替えるということをやりたくなるかと思います。

しかし、直近の成績で良いストラテジーも悪いストラテジーも、用開始している時点でのバックテスト結果ではそれなりに毎年機能して安定した成績がでているから、運用を開始したはずです。

 

その結果によって平均年利がどのくらいかというおおよそのそのストラテジーの性能がわかり、それ以上でも以下でもなく、おおよそ平均年利に落ちつくのが自然な状態です。

例えば平均年利30%のストラテジーで直近では80%近く達成しているとしたら、それはそれで嬉しいことですが、逆に言えば過剰にリターンが出ている状態なので、

平均年利に落ち着くことを考えたら、その後はマイナスになることを警戒しなければいけないのです。

心理的に調子のいい時ほど、マイナスが続いていて成績の悪いストラテジーを捨てて入れ替えたくなってしまいますが、それは裁量が入った行為で、

システムトレードの本来の優位性(裁量を排除して安定したトレードをすること)を捨ててしまうことになります。

直近悪いストラテジーは運用を止めたくなってしまいますが、バックテストで、過去安定した成績が出ているものであれば、その後は大きなリターンで戻ってくる可能性があるので、バックテスト結果をよく見て分析しましょう。

逆に調子が良い時ほど、過去の成績に対してうまく取れすぎているから、そろそろ調子が悪くなってくるのでは、と警戒するようにしましょう。

 

ーKorosuke

 

 

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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