レバレッジと資金管理【Korosuke】



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korosukeです。

今年も残すところあと3カ月を切りましたが、日経、ダウ、ナスダックと
相場は大きく動いています。

全体的にボラティリティーが高くなってきていますが、個別株でもすごい値動きをするものが見られます。

SNSでもよく出てきて注目を集めていたのが、6619のダブルスコープで、高値3175円からストップ安に張り付いて、値が付くまでに4日間で実に50%近くの下げとなりました。

高値でかなり掴んだ人や、信用取引などでフルレバで一点集中で持っていた人などは目も当てられない値動きで、そのような投稿がけっこうありました。

大きく動く銘柄を一点に絞り、レバレッジをかけてトレードするのは、当たれば大きく利益になり、初心者のトレーダーほどそのように大きく利益をとることがトレードだ、と思うかもしれません。

 

SNSで短期間に大きく資産を増やしている人は、このように資金を一点に集中して、さらにハイレバレッジをかけている場合がほとんどだと思います。

大きく当たる時もあるため、そのような投稿だけ見ていると、
この
ようなトレードを目指してしまう人も出てくると思いますが、
ある
程度の上級者ならまだしも、初心者がまねをすると必ずと言っていいほど
痛い目に
合います。

今回のダブルスコープで捕まった人もおそらくそのようなケースが多かったのかと思います。

私も投資を始めたばかりの時は、裁量でそのようなトレードをやっていたのでよくわかります。

大きく勝つときもありましたが、最終的にどこかで1回大きくやられてしまい、
資金を飛ばしてしまいました。

FXや先物などのハイレバレッジでトレードしている人も、ハイレバレッジ=一点集中の投資なので、同じことです。

株の信用取引ではレバレッジが3倍程度ですが、FXや先物は20倍近く、あるいはそれ以上のものもあります。

このようなハイレバレッジの取引でシステムトレードで検証をしたことがありますが、なかなかいい結果が得られませんでした。

例えば、日経先物の場合、簡単にラージ1枚100万円の証拠金で取引できたとします。(実際にはもう少し証拠金は高いです)

仮に日経平均が100円動いたとすると、10万円(±10%)資金が変動することになります。

日経平均がボラティリティーが高い時は、一日500円動くときもよくありますが、そうなると50万円(±50%)資金が変動することになります。

これはさきほどのダブルスコープの極端な値動きのさらに4倍速い値動きになりますので、いかにハイレバレッジの取引がリスクが高いかがわかると思います。

 

日足のデータで検証すると一日の値動きに対してレバレッジが高すぎるため、
これがスイングトレードで数日持つとすればさらにその
日数分値動きが大きくなるため、ドローダウンが大きくなりすぎて優位性が見つかりません。

もし、このハイレバレッジ取引で優位性を見出すとすれば、「極端に短い保有期間」にするしかないのではないかと思います。

許容できるドローダウンの範囲内でトレードするには、かけるレバレッジとボラティリティー(値動きの大きさ)によって決まります

許容できるドローダウン = レバレッジ × ボラティリティー

このような関係になりますが、許容できるドローダウンを一定にしつつ、レバレッジを上げたトレードをするとしたら、ボラティリティーを下げるしかありません。

そうなると、ボラティリティーを下げる、つまり、値動きが小さい範囲でトレードするとしたら、
日足では値幅が大きいため、
1時間足、15分足、5分足、1分足と時間軸を短くして値動きの小さい中でトレードをしていくしかないということになります。

FXや先物をやる人はこのような短い時間軸のチャートをよく使うのはそのためかと思います。

このようなハイレバレッジの世界は未知の領域になり、
現物株とは
全く違う世界になりますので、あえてそこで勝負しなくとも、
自分のリスクと資金をうまくコントロールできる土俵で勝負すればいいと思います。

 

現物株よりもさらに刺激が欲しい場合は、このような世界にもチャレンジしてみてください。

 

ーKorosuke

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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