まもなく決算シーズン 2つのキーポイントは?【田村祐一】



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来週から3月決算企業の中間決算発表が本格化しますね。

中間決算は1年に4度ある決算発表の中では、
本決算発表に匹敵する重要な決算です。

私の完全な独断ですが、

本決算 = 中間決算 > 第1四半期決算 >> 第3四半期決算

という順で重要度が異なると思っています。

中間決算はその名の通り1年の中間(半分)までの
売上や利益が計上されます。

本決算で会社が予想した1年の売上予想や利益予想に対して、
半期でどれほど売上や利益をあげられたかを確認します。

途中経過が良ければ、会社予想の上方修正が期待できますし、
逆に悪ければ、下方修正される懸念が出ます。

通期業績予想の上昇修正もされやすく、
とっても重要な決算と言えます。

さて、今年の中間決算発表ですが、
私の中でのキーポイントは2つあります。

①コロナ禍からの脱却
②為替の円安進行

この2つが中間決算に大きな影響が出てくると思います。

①についてですが、
ようやくコロナ禍の影響が薄れつつあります。

ここ数年中止や延期されていたイベント等が解禁され、
街のムードもコロナ以前の状況に戻りつつあります。

仮に、冬に向けて感染者数が増加しても、
以前ような自粛要請等はでない可能性が高いでしょう。

今年に入って街の人出も戻りつつあり、
コロナ禍からの脱却が進んでいます。

経済活動が再開し始めていることで、
その恩恵を受けることができる業種の業績は伸びるでしょう。

恩恵を享受できる最有力候補としては、

国内旅行に関連した企業や
飲食業(特にアルコール提供)でしょう。

このあたりは、前々から言われていますが、
業績回復期待が高い銘柄と言えるでしょう。

②については、直近の米ドル為替の動き見ると、
1ドル150円台まで円安が進んでいます。

企業の2023年期の為替予想は、
だいたい1ドル120円前後です。

そこからかなり円安が進んでいることから、
海外売上高比率が高い銘柄の業績は、
会社の想定よりもかなり良いと考えられます。

これは当たり前の話ですが、
今年については外需企業が注目ですね。

この2つのキーポイントをもとに、中間決算で注目する銘柄を
決算発表前からウォッチしています。

決算発表シーズンは、企業独自の要因から
株式市場が例年盛り上がりやすいのですが、

今年に限って言えば、正直不透明な部分も大きいです。

米国のインフレ懸念や、米ドル為替の円安進行によって、
国内の株式市場は悲観的なムードが漂っています。

企業独自でどれだけよい決算を出しても、
相場全体が冷え切っていれば、なかなか株価は上がりにくいです。

当然、一部の超優良企業は、全体が悪くても、
業績の良さで押し返して、株価上昇が期待できますが、
全体で見れば、上げにくい展開もあると思います。

2022年の中間決算発表については、
もちろん優良銘柄を探すつもりではありますが、
例年ほど期待感を持って探してはいないのが正直な気持ちです。

むしろ、直近の相場は、下方向にチャートが進み、
下げ上げを繰り返している状況です。

そういった状況なので、私の中で
決算狙いのファンダメンタル投資よりも、

ちょっと株価が下がったところで買い、
反発したところで売る逆張り戦略を用いた
システムトレードのうほうが期待度は高いです。

10月に入ってから、逆張りトレードがばっちり決まって、
年末に向けての餅代が少しだけ稼ぐことができました(笑

市場参加者が少ない今日もあって、
上げる日と下がる日が極端に分かれています。

下げるときはストンと下げ、
上げるときは一気に噴き上げるみたいな展開です。

こういった市場参加者が少なく、素直な相場では、
逆張り戦略がすごくはまるんですよね。

よって、私の中で、11月から年末にかけての相場は、
システムトレードでの利益を期待しています。

自分は、ファンダメンタル投資と
システムトレードの二刀流やっていますが、

二刀流で良かったと思うことが多いです。

2つの投資手法ともに良い時期も
2013年アベノミクス相場やコロナショック後の相場などがありますが、

ファンダメンタル投資は、どうしても相場が良くないと
パフォーマンスが上げにくい時期が出てきます

そういったときでもシステムトレードは軟調相場にも強いので
いざというときの保険として機能してくれます

どちらの投資手法も素晴らしい投資手法なので、
優劣はつけられませんが、

そもそも優劣をつける必要もないと思います。

両方の良いところをとれば良いだけです。

11月以降の相場についても、

相場が良い状況に戻って中間決算が盛り上がれば
ファンダメンタル投資がバンバン活躍してくれますし、

逆に、盛り上がりに欠けて相場が下がっても、
システムトレードが頑張ってくれます。

二刀流の私に死角はないですね(笑

 

ー田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。