現在の株式市場の水準が妥当なのか、ある数字の動きからあたりをつける方法とは?【横山利香】



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みなさん、こんにちは!株が大好き 横山利香です♪

 

1月も下旬になり、企業の決算発表が次々と発表されています。

2022年の秋にはドル円相場でドル高円安が進行していたこともあって好調な決算が相次いでいましたが、最近は日本国内の物価が上昇していることもあって、その影響を受けている決算も増えてきています。

 

保有株に下方修正や減益といったニュースが飛び込んできたら、「ぎゃーーー明日はどのくらい値下がりするんだろう」などと憂鬱な気分になる人が多いことでしょう。

 

現在の株式市場の水準が妥当なのか、それとも割高なのか割安なのかを、ある数字の動きからある程度のあたりをつけられることをご存知ですか?

 

それは、何の数字を参考にするのかと言えば「EPS」です!

 

EPSはEarnings Per Shareのことで、1株当たり利益のことです。1株に対して、どれだけ企業が利益を稼いだのかを表している指標です。EPSは数値が高いほど収益力が高いいわゆる稼ぐ力が高いことを表していて、数値が低下すれば収益力が低下していることを表しています。

 

このEPSは個別企業で求めることができる他、日経平均株価でもEPSを求めることができます。

日経平均株価は日本を代表する(であろう)企業225社で構成されていますので、ざっくり225銘柄のEPSを表していると考えればよいでしょう。

 

ということは、日経平均株価のEPSが高くなるのであれば収益力が上がっていることになりますが、EPSが低くなるのであれば収益力が下がっていることになります。

 

ここで、日経平均株価のEPSを時系列で見てみましょう。

 

2022年11月11日のEPSが2237円でピークとなり、その後、12月20日のEPSは2163円、2023年1月4日は2141円、1月26日は2126円と低下の一途となっています。

 

時系列でEPSの動きを見ると、EPSは低下しているにも関わらず、日経平均株価は27,000円台を回復しています。

EPSが今後上昇に転じる動きがなければ、業績に対して株価は割高だといつ考えられても不思議ではないでしょう。

 

ただ、株価は業績=EPSだけで水準が決まるわけではなく、様々な要因で決まりますから、EPSが低下しているからといって、株価がすぐに低下するわけではないので、時間の経過とともに株価は妥当な水準に落ち着くことになるでしょう。

 

このような水準に不確実な要素がある時、買いを引っ張るのは正直微妙ですから、しばらくはチャートに即した機械的な売買、いわゆる逆張り戦略の短期売買に徹した方がよいでしょう!

 

 

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ー横山利香

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横山 利香

国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。テクニカル分析や四季報の分析をもとにした「テクノファンダメンタル投資」で安定的に利益を上げる現役トレーダー。