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どうも、中原良太です。
今日も、最近のニュースを踏まえた投資や投機のチャンスや、株に関するよくある疑問などにお答えしていきます。
補足:僕が1年半前にメモリ半導体に注目した理由
先週「不足はチャンスだ!」と書きました。
読者の方から「ありがとう!」という声もいただき、好評だったこともあり、今週はこの話の続き…というか、ちょっとだけ補足をします。
こういう話をすると「じゃあ、介護業界に投資しよう!」みたいな、そういう判断をされる方もいると思います。
方向的には間違っていないと思うのですが、ただ、個人的には「ちょっと違うな」と感じます。
もちろん、少子高齢化も進んでいますし、介護業界も伸びるとは思います。ただ、問題は「顧客の金払いが良いか?」なんですよね。
「足りない」と言う話にも二種類あって、「大枚を払ってでも欲しいけれど手に入らない状況」と、
単純に「金払いの悪い顧客がブーブー文句を言っているだけの状況」があります。
AIブームで半導体が足りないのは前者のパターンですが、逆に、介護人材が足りないのは「そりゃその給料じゃ人集まらんやろ」と言う、金払いの悪さや職務環境の悪さが原因ですよね。
要するに「ないものねだり」をしているだけのパターンは投資チャンスとは言いづらく、むしろ放置されるだけだと思うんですね。
つまり「不足はチャンス」にも前提条件というのがあって、「金払いの良い顧客が大金を払ってでも解決したい課題があるけれど、
それを解決できる組織が不足しているとチャンス」ということですね。
あとは、「替えが効く」ものもチャンスとしてはビミョーですね。
「パンがないならケーキを食べれば良いじゃない」じゃないですが、たいていの悩みごとには代替が効くので、替えがある限りは大金が集まることもなく、チャンスにもならないんですね。
「どうしてもこれじゃないとダメだ」という唯一無二性があることが大事です。
先週の記事では、
…
2020年、コンテナ船の輸送キャパシティが足りなくなった時に儲けたのは海運業者でした。
2021年、半導体不足が起きた時に上がったのは半導体株でした。
2022年のウクライナ戦争でエネルギー不足が起きた時に上がったのはエネルギー株でした。いつもチャンスは「不足」と密接に関わっています。
…
と書きましたが、どれも替えが効かないし、顧客の金払いも良い(=価格弾力性が低い)んですよ。
コンテナ船は飛行機では替えがききません。そもそも運べる物量が全然違うし、エネルギー効率も海の上を渡った方が高いですからね。
半導体不足についても、要求性能が高まったことで先端品は巨大メーカーじゃないと作れません。数兆円単位の初期投資とナレッジの蓄積が必要なので、簡単には替えが効かないんですね。
エネルギーについても、簡単にキャパシティを増やせるものでもなく、発電所ごとに使えるエネルギー源(石炭火力なら石炭、LNG火力ならLNG)は固定されているので、じゃあ全部を別のに入れ替えよう!は通用しません。
だからこそ替えが効かず、「高くても良いから売ってくれ」という状況になり、売り手が強い立場になった訳です。
割とこういうのは「しっぺ返し」になるイメージもあって、長年、消費者に虐げられてきた、弱い立場だった会社が、いざ需給が逼迫すると「仕返し」するかのように、さんざん自分を虐げてきた顧客にやり返しているようなところもある気がします。
海運業界は長年「万年割安株」だったし、メモリもまだまだ割安放置されているセクターです。資源株なんかも、ウクライナ侵攻以前は誰も見向きもしませんでしたし。
– 顧客の金払いがいい
– 替えが効かない
この2つの条件を満たすものが不足すると、業績も株価も化ける傾向があります。
もちろんこれが全てではないと思いますが、掴めるチャンスは増えると思うし、実際儲かっているので、おすすめの視点です〜。
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中原良太
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