AIに資料とデータを読ませると、”視点”だけで答えが変わる

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こんにちは、夢幻です。

前回は、4つのAIに同じ質問を投げて
「ズレ」を観察することをお伝えしました。

具体的には、
「AIのレベルを試す問い」と「自分の課題を持ち込む問い」の
2種類を使って対話する、というアクション①でした。

対話でAIの癖を掴んだら、次のステップがあります。

今回はアクション②③として、
AIに「話しかける」から一歩進んで、
「資料を読ませる」「データを渡す」という使い方をやってみましょう。

このガイドを手元に置いて、実際に試してみてください。

■ アクション②:IR資料を「複数の視点」で読ませる

IR資料は、会社のホームページか
「適時開示情報閲覧サービス(TDnet)」から
誰でも無料でダウンロードできます。

取り上げる資料は、決算短信だけに限りません。

業績予想の修正、自社株買いの発表、
代表取締役の変更、大口契約の締結・・・

株価に影響しそうな開示資料であれば、
何でも読ませる素材になります。

ポイントは、同じ資料に対して
「視点を変えた問い」を複数投げることです。

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【視点A:判断材料として整理させる】

「この資料を読んでいない投資家に、
株を買うか見送るかの判断材料を伝えるつもりで
要点を整理してください」

まず基本の問いとして使ってください。
決算短信でも業績修正でも使える、最初の一手です。

【視点B:ぼかしている部分を指摘させる】

「この資料の中で、会社が意図的にぼかしている、
または触れていない可能性がある部分を指摘してください」

業績予想の修正など、
ネガティブな内容を含む資料ほど
この問いが刺さります。
視点Aだけでは見落としがちなリスクが浮かび上がります。

【視点C:比較の視点で読ませる】

決算短信の場合:
「この銘柄の競合他社と比べたとき、
この資料から読み取れる優位点と劣位点を整理してください」

業績修正の場合:
「前回予想からの変化点と、
その背景として考えられる要因を整理してください」

資料の種類によって問いを使い分けてください。
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アクション①と同じように、
同じ資料を複数のAIに渡して答えを並べてみる。

3社が「良い」と言って1社が「懸念あり」と言った場合、
その「懸念あり」の根拠を深掘りすることで
見落としていたリスクが浮かび上がることがあります。

「ズレ」を観察することが、ここでも目的です。

■ アクション③:売買履歴を渡して「集計ツール」を作らせる

次は、自分の売買履歴データを使います。

証券会社のマイページから
CSVでダウンロードできることがほとんどです。
銘柄・売買日・数量・単価・損益が入っていれば十分です。

ここでも、視点を変えながら複数の問いを投げることが重要です。

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【視点A:基本指標を集計・可視化する】

「このCSVデータを使って、
勝率・平均利益・平均損失・最大ドローダウンを集計し、
グラフ付きで確認できるツールを作ってください」

まず全体像を把握するための基本の問いです。
この指示だけで、AIはコードを書いてくれます。
これまでExcelで手作業でやっていた検証作業を
AIに肩代わりさせることができます。

【視点B:時間軸のクセを発見する】

「同じデータを、曜日別・時間帯別に分けて集計してください。
パフォーマンスに偏りがあるか確認したいです」

視点Aで全体像を掴んだあとに投げる問いです。
自分では気づいていなかった
「曜日のクセ」「時間帯のクセ」が見えてくることがあります。

【視点C:勝ちパターン・負けパターンを言語化する】

「勝ちトレードと負けトレードを分けて、
保有日数・値幅・出来高の観点で
特徴の違いを分析してください」

ここまで来ると、
自分のトレードの「型」が言語化されてきます。
バックテストの次の仮説を立てる素材になります。
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視点A→B→Cと順番に試すことで、
同じデータから見えてくるものが
どんどん変わっていきます。

ここでもアクション①と同じように、
複数のAIに同じ指示を出して比べてみてください。

AIによって、提案してくる分析の切り口が違います。
その違いから、自分が見落としていた
検証の視点が見つかることがあります。

■ 今週やってみてほしいこと

まとめると、こうなります。

【アクション②】
Step1:気になる銘柄のIR資料を1つダウンロードする。
    決算短信でも、業績修正でも何でも可。

Step2:視点A→B→Cの順で問いを投げてみる。

Step3:同じ資料を別のAIにも渡して、答えを並べてみる。

【アクション③】
Step1:売買履歴CSVをAIに渡して
    視点Aの集計ツール作成を依頼する。

Step2:視点B→Cと問いを変えながら
    データを掘り下げていく。

この5ステップ、全部やっても
慣れれば1~2時間で回せます。

最初は時間がかかって当然です。
しかし一度流れを作ると、
次からはどんどん速くなります。

AIは「知っている人」が勝つ世界ではありません。
「実際に触って、試行錯誤した人」が勝つ世界です。

次回は、アクション①~③を通じて感じた
各AIの「ズレ」を武器に変える方法をお伝えします。

それでは、また次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。