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こんにちは、夢幻です。
前回は、
「AIでツールを作れる時代になった」
そしてそれは
「システムトレーダーへの追い風になる」
という話をしました。
最後に、こうお伝えしました。
「まずは小さくていい。
ひとつ、AIに作らせてみてください」
と。
では、最初の1本に
何を選ぶか。
私のおすすめは、はっきりしています。
売買履歴データベース(DB)です。
派手なツールではありません。
むしろ地味です。
でも、ここから作ると、
あとが圧倒的に楽になる。
後から作るほぼすべての分析ツールの、
土台になるからです。
今日は、その理由をお伝えします。
■ システムトレーダーは、データが散らばっている
最初に、状況を整理させてください。
多くの人は、
SBI。
楽天。
松井。
マネックス。
複数の証券会社を使っています。
そこにさらに、
現物と信用、
システムトレードと裁量、
が混ざります。
すると、意外と起きるのが
「自分の売買履歴が、
全体として見えていない」
という問題です。
CSVは各証券会社から落とせます。
CSVというのは、
取引履歴を一行ずつ並べた、
いわば「表データのファイル」です。
ほとんどの証券会社が、
売買履歴をこの形式で出力できます。
でも、それを一本にまとめて
俯瞰している人は、案外少ない。
ここが、まず入口です。
■ なぜ、いきなり集計ツールではなく「DB」なのか
ここが、今回の核です。
AIを使えば、
集計ツールはすぐに作れます。
「月次損益を出したい」
「曜日別の成績を見たい」
「ルール別に分析したい」
と、いろいろ作りたくなる。
もちろん、それは正しい欲です。
でも、ちょっと待ってほしい。
データを扱うシステムでは、
まずDBを作る。
証券会社ごとに散らばっている売買履歴を、
一箇所に集める。
共通フォーマットに整理する。
まず、土台を作る。
ここから始めます。
そのうえに集計や分析を載せる。
これがシステム開発の基本構造です。
なぜか。
集計を先に作ってしまうと、
その集計のためにデータを毎回加工することになります。
新しい集計を作りたくなったら、
また同じ加工をやり直す。
これは効きません。
DBを土台として独立させておけば、
上にツールを何種類でも乗せられます。
ここで、ひとつ思い出してほしいことがあります。
私たちはシステムトレードを始めるとき、
システムトレードソフトに、
過去数十年分の上場企業の4本値データを
インポート(導入)したはずです。
そして毎日、
市場のデータを差分更新している。
この、整えられた市場データがあって初めて、
私たちは市場の動きを分析できています。
これと同じことを、
自分の売買記録に対してやるのが、
売買履歴DBです。
証券会社に散らばって眠っている売買履歴。
それは、
あなた自身の投資家としての歴史です。
その歴史を一本にまとめれば、
市場データと同じように、
さまざまな角度から集計・分析できる。
あとから、いくらでも切り口を増やせます。
土台はひとつ、ツールは何個でも。
AIで誰でもツールが作れる時代だからこそ、
この「土台の設計」を意識した人ほど、
あとで差がついていきます。
次回は、売買履歴DBの
作り方(設計)について紹介します。
それでは、また次回もお楽しみに!
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夢幻
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