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どうも、中原良太です。
今日も、最近のニュースを踏まえた投資や投機のチャンスや、株に関するよくある疑問などにお答えしていきます。
メモリバブルはまだ続く
5/19に「メモリバブルはまだ続く」という話をしました。この記事では、以下のように書きました:
こんだけ下がると「そろそろ高過ぎかなあ?」と心配になりますが、多分、いろいろ調べてみた感じ、心配の必要はなさそう。
結局、AI開発競争においてメモリ律速が解消されないことには、足元の成長は止まらないです。というか、SKハイニックスに成長してもらわないとAI開発競争が鈍化しちゃうんで、ガンガン伸びてもらわないと。
2027年にはHBMも価格が倍になる!みたいな噂もあります。来年にHBMの売上げが倍増するということは…?
HBM(DRAM)が足りない。足りないHBMを補うためにKVキャッシュをeSSD(NAND)にオフロードする。だからeSSDも足りない。eSSDが足りないからHDDも買おう。HDDも足りない。こうやって、半導体不足を補うために別の半導体や電子機器を使い、AIブームが電子部品を掃除機のようにギュンギュン吸い込んでいます。
メモリ大手のサムスン電子とSKハイニックスは、2027年にはエヌビディアの営業利益を抜くと言われています。でも時価総額はエヌビディアの5分の1しかありません。エヌビディアが割高なのか、メモリ大手が割安なのか、はたまた業績成長が一過性なのか、どうでしょう。
同じくキオクシアも2027年にトヨタ自動車の営業利益を抜くと言われています。しかし、トヨタ自動車の時価総額と比べて、キオクシアの時価総額は半分しかありません。トヨタが割高なのか、キオクシアが割安なのか、はたまた業績成長が一過性なのか、どうでしょう。
あの時、キオクシアは5万円ちょっと。SKハイニックスは180万ウォンでしたが、あっという間にキオクシアは7万円を超え、SKハイニックスは200万ウォンを超えました。すごい勢いです。
筆者はSKハイニックスやサムスン電子、マイクロンなどには強気です。これで予想PERが100倍とかだったら「さすがにやりすぎだ」と思います。
しかし、SKハイニックスやサムスン電子は2027年には2社で1000兆ウォンの営業利益を出すと言われていますし、なのに2社合わせた時価総額は4000兆ウォンぽっちですからね。実効税率を25%とすると、純利益は750兆ウォン、2027年期の予想PERは5.3倍くらいです。
さらにHBMが世代交代すると大量にウェハを消費します。生成AIのモデルは指数関数的に巨大化しており、2020年までのパラメータ数は10Bくらいでしたが2026年には1000B(1T)以上と言われます。モデルサイズは6年で100倍です。まだ巨大化は続くと思います。
高性能なAIを使うためには、それだけ多くの半導体チップが必要です。筆頭がHBM、次にDRAM、さらにAIエージェントが登場したことでデータ保存の需要が爆発しており、NANDやHDDも必要になってきました。
今後もモデルは巨大化が続き、必要な半導体チップは増えていくと思います。高性能なチップは歩留まりが低い傾向があるので、作っても作っても足りない状況は続くと思います。
AI開発競争はこの「自己強化ループ」(あるシステムにおいて「結果」がさらなる「同じ結果」を増幅・強化させ、変化が際限なく加速していくループ)に入れるかどうかがキモだと思っています。
入れればAI投資は成功。そのままシンギュラリティへ。入れなければドボン。ITバブルと同じように暴落するでしょう。
資金が枯渇するのではないか?という心配は残っているものの、Claude Mythosなど人智を超えたモデルも出てきています。このままAIは性能がアップしていき、AIが人間を代替し、企業の収益性も高まっていくと期待しています。
ちょうどこないだ、Googleが12兆円の増資を行い、投資の神様バフェットのバークシャーが一部を引き受けるというニュースも出てきましたね。
個人的にはSKハイニックスに強く期待しています。HBMのシェアはトップですし、あまりに儲け過ぎたようで、余ったお金でAnthropicに巨額の投資をするそうです。
AnthropicといえばchatGPTやGeminiにつぐ生成AI大手ですが、そろそろ黒字化するんじゃないか?と言われています。持続的な黒字なのかはまだ分かりませんが、このまま黒字化が定着すれば、いよいよAI開発競争は人間の手を離れて自己強化ループに入ると期待しています。
さらに、AIが高性能化し効率的になれば、それだけ半導体チップを高効率で使えて稼げるようになります。そうなると、半導体チップの許容単価も引き上がるはずで、さらに儲かるんじゃないかと期待しています(ここまでいくと楽観的すぎるかもしれませんが)
追伸
oteを書きました!
2026年春のいま、市場の風景はどこかで見たものに似ています。
米国の主要ハイパースケーラー4社の2026年設備投資計画・市場予想を合算すると、AIインフラを中心におよそ7,000億ドル規模に達すると見られています。前年比で大幅増。推計によっては6〜7割増ともされます。
データセンター・AI半導体・電力インフラ――何かが「AI関連」と名指されるたび、SNSのタイムラインには「AI革命」「テンバガー候補」「乗り遅れるな」。かつて2021年の海運株、2022年の商社株でも見た同じ言葉が、今度はAI関連で踊っています。
「これはバブルだ」 「いや、本物の実需だ」
「自分の保有株はどっちなのだろう」 「いま売るべきか、買い増しすべきか、それともホールドか」
「2000年のシスコのように、ピークで掴んでいないか」
バリュー投資を続けていても、こうした問いに完璧な答えを出せたことはありません。むしろ、市場が熱狂するたびに、何度も同じ場所に立ち戻ってきました。
たぶん、これを読んでくださっている方も、似たような問いを抱えているのだろうと思います。SNSのレスバトルの中で、「結局自分はどう判断すればいいのか」と立ち止まったことが、一度や二度はあるはずです。
私たちバリュー投資家がほんとうに気にしているのは、レスバトルの勝ち負けではなく、もう一段深いところにある問いではないでしょうか。
– 問い①:そもそも、バブルと実需はどう区別するのか?
– 問い②:いまの株価は、割安か、割高か?
– 問い③:もしバブルなら、いつ、何がきっかけで弾けるのか?
これらと並んで――いや、ある意味でこれらよりも――大事な問いがあると私は思っています。
– 問い④:もしバブルが弾けたら、「行ってこい(=高値から大暴落して長年戻らない)で終わる株」と「ふたたび右肩上がりで上昇していく株」は、何が違うのか?
この問い④の値打ちは、未来予測が外れても、答えを準備できる点にあります。「いつ弾けるか」は読めなくても、「弾けた後、どの銘柄が戻り、どの銘柄が消えるか」のパターンは、過去400年のバブル史を見ると、いくつもの共通点が浮かび上がってきます。
このコラムでは、上記4つの問いすべてに、私なりの範囲で答えていきます。第2章から第4章で問い①②③に、第5章以降で問い④に。
読み終わるころには、次の2つを手にしていただけるよう書きました。
1. 「行ってこい株」と「右肩上がり株」を分ける、企業の3つの特徴
2. 自分のポートフォリオを翌日からチェックするための、5つの質問
最後には、私自身が16年の投資と400年のバブル史を往復するなかで辿り着いた、ひとつの確信もお伝えします。
私たちバリュー投資家が大事にしている規律――内在価値と価格を比べる、安全域を取る、ミスター・マーケットの気まぐれに振り回されない、雪だるま式に複利で増える株を長期保有する――こうした規律が、AI熱狂の只中でなぜいま改めて意味を持つのか。そのことも、読み進めるうちに見えてくると思います。
少し長い旅になりますが、最後までおつきあいください。
↓
https://note.com/stockforecast/n/n6f2286c031e4

中原良太
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