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西村剛です。
10月2日の東京市場で、日経平均株価は前日比647円26銭安の6万8309円46銭と反落しました。TOPIXも前日比40.98ポイント安の4091.00となり、そろって値を下げています。9月30日と10月1日の2営業日で日経平均は合計3400円以上上昇していただけに、この日は利益確定売りが優勢となりました。下落率は0.94%で、前日の上昇率3.30%と比べれば振れ幅はまだ小さいといえます。
●プライム市場の8割超の銘柄が下落する広範な売り
10月2日は、前日まで指数をけん引したAI・半導体関連株や主力銘柄に利益確定売りが集中しました。ソフトバンクグループ(9984)は5%を超えて下落し、下げの主役となりました。東証プライム全体では8割を超える銘柄が値下がりしており、前日までの値上がり銘柄と値下がり銘柄がほぼ拮抗していた状況から一転、売りが広範囲に及んだのが特徴です。売買高は25億1171万株でした。
●米雇用統計を控えた様子見と、原油高という重し
この日の東京市場では、同日夜に発表される米雇用統計を控えて様子見姿勢が広がったことも、上値を重くした一因です。加えて、中東への米軍増派が報じられたことを受けて原油先物価格が上昇し、エネルギーコストの増加を通じた企業業績への懸念が相場の重しになりました。金利や為替だけでなく、原油価格の動向も日本企業の収益見通しを左右する要因として意識しておく必要があります。
●前日1日の米国市場はダウ・ナスダックともに小幅反発
前日10月1日の米国市場では、ダウ工業株30種平均が4営業日ぶりに反発し、前日比20ドル51セント(0.04%)高の5万0926ドル56セントで取引を終えました。米長期金利の上昇が一服したことが金利敏感株を下支えしたとされています。ナスダック総合指数も反発し、前日比10ドル53セント(0.04%)高の2万6871ドル60セントでした。いずれも上昇幅は小幅にとどまっており、2日続けて大幅高となった東京市場とは対照的な値動きでした。
●急騰の後の反落は自然な値動きと心得る
2営業日で3400円を超える上昇の後の647円安です。比率にすれば1%に届かない下げであり、相場の基調が変わったと即断する材料ではありません。むしろ注目すべきは、上昇をけん引した銘柄が下落も主導したという事実で、値がさの半導体株を中心に買われた相場は、同じ銘柄を中心に利益確定されやすいという性質を持っています。この日の夜に発表される米雇用統計の結果次第では、週明け以降の値動きにも影響が及ぶ可能性があります。目先の上げ下げに一喜一憂せず、保有銘柄の業績の裏付けを確認する姿勢を続けてください。
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西村 剛
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