良い売買ルールと悪い売買ルールの違い



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From ; 田村祐一

一気に、冬の寒さが到来していますね。

急に寒くなったことで、
体調を崩してしまいました。

風邪がはやっているようですので、
みなさんも体調にはお気をつけ下さいね。

さて、本日お話したいのは、久しぶりに
システムトレードに関することです。

最近よく、売買ルールの良し悪しを判断して欲しい
という依頼を良く受けるのですが、

みなさんは、どんな売買ルールが
「良いルール」であると考えますか?

私は、「良いルール」に対する明確な基準があります。

その基準とは?

さて、良いルールというとどんなものを思い浮かべるでしょうか。

よくこの質問を聞くと、答えとして返ってくるのは、

・合計損益がとても大きいルール
・ドローダウンがとても小さいルール
・運用資産の推移が綺麗な右肩上がりのルール
・ユニークなアイディアを盛り込んだ面白いルール
・勝率も平均損益も高い堅実なルール

などが挙がります。

たしかに、これらを満たすルールは、良いルールですよね。

ですが、私はこれらをすべて満たしたとしても、
それだけでは、「良いルール」とは判断しません。

むしろ、上記で挙げた項目は必須条件であり、
それよりも目を向けるべきポイントはあります。

そのポイントは、

「実運用を意識した設定が施されているか」

という点です。

これを言うと、たいていの方が「している」と答えるでしょう。

そもそも、「運用資産の推移が綺麗な右肩上がりのルール」自体が、
実運用を意識しているものだと答えるかもしれません。

私が言いたいのは、

「スリッページリスクを考慮しているのか?」
「万が一の大損リスクを考慮しているのか?」

という点です。

合計損益や、ドローダウン、運用資産の推移は、
あくまでも過去の株価データをもとに、
シミュレーションした結果です。

よって、上記で挙げた2つの点を意識していないと、
バックテストの結果と、実運用の結果は一致しません。

わずかな誤差程度なら問題ありませんが、場合によっては、

バックテスト結果は綺麗な右肩上がりなのに、
実運用の結果は損失続きなんてことも起こります。

ルールの良し悪しは、単純なバックテスト結果だけでなく、
将来の実運用を意識した改良が必要になります。

これらを考えると、いろいろと見なければならない点が出てきます。

・売買代金の設定は本当にこれでよいのか?
・出来高による制限はこの数値でよいのか?
・銘柄分散数は適切か?
・大負け銘柄を除外するルールを追加できているか?

など、これ以外にもたくさん見るべき項目が発生します。

良い売買ルールは、これらの設定がしっかりしているルールです。
悪い(?)売買ルールは、これらの設定が甘いルールです。

皆さんは、売買ルールを作成するときに、
実運用を意識した設定を強く意識して作成していますか?

もし、あまり意識していない場合には、
実運用が上手く行かないリスクがあるかもしれません。

ぜひ、ご自身のルールを見直してみてくださいね。

ー田村祐一

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田村 祐一

統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株価を大きく動かすイベントに合わせて銘柄を売買する「イベント投資」にも注力。