日本株続伸、どこまで反発はある?



【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです

西村剛の投資戦略メルマガ【無料】




From;西村剛

昨日(2/16)の日本株は上昇しました。

日経平均株価は、前日比1.1%プラスの21,720円25銭、マザーズ指数は、前日比1.4%プラスの1172.06ポイントでした。日本株が、続伸しています。なかなか反発の兆しがなかったものの、2つの不安材料を抱えながらも、その兆しが出てきています。

米国10年債利回りは、高水準だが…

一時は、再度暴落があってもおかしくない不穏な空気が流れていましたが、株式市場もようやく落ち着きを取り戻してきているように見えます。具体的に見ていくと、まず今回の暴落の要因の一つになった「米国10年債利回り」は2.9%と、まだ高水準のままです。

これまでは、米国株式市場が上昇しても、日本株は連動することなく下落していました。ですが、連続で米国株式市場の上昇を受け、日本株も上昇しています。昨日の動きをみても、今回の米国金利上昇懸念は、ある程度織り込んでいるのではないかと思われます。

VIX指数も落ち着きを…

また、昨日お伝えした恐怖指数と言われるVIX指数は、下記を見ていただくと分かるように、19ポイントまで低下しました。

<VIX指数>
https://www.bloomberg.co.jp/quote/VIX:IND
(『VIX 銘柄 – CBOE SPXボラティリティ指数 名称 – Bloomberg Markets』より引用)

こちらは、昨日とあまり水準は変わらないのですが、2/14(水)あたりを境に落ち着いてきているようにも見えます。

暴落指数も落ち着きを…

そして、もう一つ、私が独自の指標として使用している「暴落指数」ですが、こちらは2/14(水)の「33銘柄」をピークに、昨日には「5銘柄」まで低下しています。まだ、為替が円高に進んでいる懸念材料はありますが、日米ともに、これらの指標を確認すると、落ち着きを取り戻しつつあると考えて良いでしょう。

そこまで反発するか?

そうなると、次に株式市場の焦点になってくるのは「どこまで株価が反発するか?」でしょう。これが、いま一番あなたも気になるところかと思います。また、これは同時に「トレンドがどうなるか?」の重要なカギになるものでもあります。

目安は日経平均株価22,800円

では、具体的にどこまで反発するか?ですが、正直に申し上げまして、将来の株価は誰にも分からないので、答えられないと言うしかありません。ですが、この反発の目安になるものは言えます。それが「日経平均株価22,800円」を越えるか、それとも越えないかで、これから株式市場の展開が変わるでしょう。

なぜ、この「日経平均株価22,800円」が目安なのかですが、それは75日移動平均線だからです。仮に、この水準を早い段階で回復してくれば、再び高値更新が見えてくるでしょう。しかし、もしこの水準を回復しない場合は、長期で下落トレンド入りしたと考えなければならないでしょう。

やはり、まだ楽観視はできない

つまり、連日お伝えしているように、やはりまだ楽観的に見てはいけない状況が続いているということです。やはり、将来の株価は誰にも分からないということが大前提なので、「株式市場が落ち着いたから、ここからは上昇だ!」と楽観視してしまうのは非常に危険だということです。

私たちシステムトレーダーがすべきこと

だからこそ、私たちシステムトレーダーは、このようなときリスク管理を徹底することが重要です。もちろん、いつも通りシグナルの奴隷のごとくトレードするのも重要ですが、そのシグナルが安全かどうかを念入りに確認しておくと良いでしょう。

特に、この75日移動平均線を超えなかった場合は、長期で下落トレンド入りする可能性が高いので、「下落トレンド」への準備を怠らないようにしましょう。もう繰り返しお伝えしているので、耳にタコかもしれませんが、「リスク管理の徹底」として、資金管理の見直しやドローダウンの更新を想定した改良をすると良いでしょう。

徹底したリスク管理をしよう!

資金管理は、利益を重視するあまり、あなたの許容を超え過度なリスクを取ってしまっていないか見直しをすると良いでしょう。銘柄の分散数や、レバレッジなど、特にリスク要因になる部分を再確認すると良いでしょう。

また、ドローダウンに関しては、同様にあなたの許容を超えた水準になっていないか確認すると良いでしょう。加えて、もしそのドローダウンを更新してしまったときどうするかなども確認しておきましょう。もしくは、更新を見越して、よりリスクを抑えるように改良するのも良いでしょう。いずれにしても、最悪の状況を見越した動きが必要だということです。

備えておけば、これまでと変わらず…

このように、私たちシステムトレーダーは、このようなときだからこそ、必須のすべきことがあります。反対に言えば、この必須事項をすれば、株価がどう動いても、これまでと同じように安心してトレードすることができるでしょう。そして、それはあなたが着実に利益を積み上げることにつながるでしょう。

また、連日同じことをお伝えしているということは、それだけ状況がどちらに転がるか分からないうえ、やっておかなければならないということの現れでもあります。ですので、ぜひここ数日間の私からの言葉を思い出し、この必須のことに取り組んでおきましょう。結果的に、それがあなたの望む成功につながるのですから…。

ー西村剛

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!


The following two tabs change content below.

西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。