また、暴落が起きたら…



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From;西村剛

また、暴落が起きたら…

先月の暴落を経験したあなたは、そう考えているかもしれません。特に、ここ最近の暴落を見ると、何の前触れもなく起きる暴落が増えているように感じます。この何年かは、不遇のときがありながらも、株価はアベノミクスバブルで上昇続きでした。

突発的な暴落とは?

だから、暴落と言っても悲壮感のある下落トレンドの中ではなく、楽観的な上昇トレンドの中で、起きたものでした。そのようなこともあり、先月の暴落や、トランプショックのように、誰も予想できないタイミングで起きる突発的な暴落が多かったように感じます。

ただし、この暴落は暴落はいつ起きるか分からないうえ、将来の株価は誰も予測できないことを考えると、予想しようがありません。暴落が起きる前に何らかの予兆がないかと調べても、それを発見するのはなかなか難しいでしょう。だから、もうこれは人間がどうにもならないものとして受け入れるしかありません。

予兆のある暴落とは?

一方、この突発的な暴落とは違い、リーマンショックのような暴落であれば、いかがでしょうか。リーマンショックは、下落トレンドの中で起きた暴落でした。これは今思えばの話ですが、もしあのとき私もシステムトレーダーであれば、あの暴落に上手く対応でき、周囲の個人投資家とは別世界で利益を積み上げることができたのではないかと考えています。もしかすると、あなたもその一人かもしれません。

案外知られていない暴落の種類

さて、なぜこんなに暴落の話をしたかですが、案外気がついている人が少ないのが、この暴落には種類があるということです。例えば、先月のように何の前触れもなく起きる突発的な暴落があります。また、他にはリーマンショックのように市場全体が下がり、そろそろ暴落が起きてもおかしくないという状況の中、起きる暴落もあります。

単純に言えば、誰もが予想しないようなタイミング起きる突発的な暴落と、株価が下がる中など、予兆がある暴落のように種類があります。ただ、繰り返しになってしまいますが、この種類を把握しているシステムトレーダーは案外少ないものです。もちろん、私たち以外の個人投資家では、もっともっと少ないでしょう。

私たちシステムトレーダーがすべきこと

では、この2つの暴落に私たちシステムトレーダーは、どのように対処すれば良いのでしょうか。まず考えなければならないのが「突発的な暴落」に対応することはできるのか?ということでしょう。これはもう結論を言ってしまいますが、正直不可能に近いと、私は考えています。

例えば、2011年震災時の暴落を予測することは、不可能と言っても過言ではないでしょう。そもそも、原因が天災です。それを予測することは、ほぼ難しいでしょう。もし、天災と株価が関連するなら、天災の情報を常に入れておけば良いという問題ではないと思います。ですので、これは不可能と考えて捨ててしまうほうが良いでしょう。

しかし、もう一方のリーマンショックのように予兆がある暴落はいかがでしょうか?こちらは、おそらく暴落が起きる前を事前にキャッチし、いざ暴落が起きたときに上手く対応する戦略を構築することができのではないでしょうか?

もし「暴落の予兆の定義付け」ができたら…

もちろん、それが逆張り戦略ではありますが、ただ、逆張り戦略にも色々と種類があります。そう考えた場合は、私は改めて、リーマンショックのような暴落に備えた戦略を構築する必要があるのではないかと思い、今研究に取り組んでします。

特に取り組んでいるのが「暴落の予兆の定義付け」です。もし、暴落の予兆を定義付けできれば、効果的に逆張り戦略を機能させることができます。ただ、ここで厄介なのが、予兆がある暴落といえども、その予兆はカンタンに探せないということです。

リーマンショックは、米国株に連動して起きたことですので、米国株をフィルターに使えば…というご意見もあるでしょう。ただし、それはあくまでも直前の話です。私が考えている予兆は、もう少し長く見ていて、その予兆の初動段階と言えば良いでしょうか。そのような初動段階を上手く定義付けできれば、より効果的な逆張り戦略が構築できるのではないかと考えています。

私が取り組むチャートリーディング

そして、具体的に今進めているのが「チャートリーディング」です。チャートリーディングをして、例えばこのような視点で、今大量にチャートを読み込んでいます。

◯短期、中期、長期の移動平均線はどのような形になっているのか?

◯ローソク足はどのような形になっているのか?

◯陰線、陽線はどのような割合で発生しているのか?

◯日経平均株価、マザーズ指数のチャートは同じか、異なるのか?

◯出来高は増えているのか、減っているのか?

そして、これらの視点から発見したものを一つ一つ検証して、それが傾向として現れているか地道に確認しています。また、これだという結果は出ていませんが、この行動を通じてあなたにお伝えしたいことがあります。

これがシステムトレーダーの利益の源泉

それが、システムトレードの利益の源泉は、このような地道な検証にあるということです。もし、この定義付けが上手くいけば、新たな逆張り戦略を手に入れることができます。通常であれば、米国株の動きを云々で発想しそうなところを、さらに俯瞰して株価の傾向を捉えることにより、より効果的な逆張り戦略を構築できるでしょう。

ただ、理屈で分かっていても、それをするには、単に検証ソフトを動かすだけでなく、チャートリーディングを地道にする必要があるのでは敬遠されることでもあります。でも、考えてみてください。検証ソフトは誰でも同じ条件で動かすことはできますが、チャートリーディングは、あなたしかできません。

これこそがあなただけの利益の源泉

ということは、そこにあなたの独自性があり、その独自性を元に戦略を作ることが、あなただけの利益の源泉を掴むことになるのではないでしょうか。だから、システムトレーダーの中で、同じ戦略の型を使っていても、結果が変わるのは、このようなあなたしかできない部分で、どのようなことをしているかなのです。

そして、例えば、それが今回の私のようなチャートリーディングです。もちろん、他にもあなたしかできないことはたくさんあります。例えば、ニュースから何かを読みとって、そこから傾向を掴み売買ルールに反映させるのも方法かもしれません。また、イベント投資のようにイベントから傾向を掴み、それを反映させるのも方法でしょう。

このようにあなた独自の部分は、地道な行動から生まれます。そして、その行動の積み重ねが利益を積み上げることにつながります。ぜひ、あなたもあなた独自のものを見つけ、今日から行動し、自分だけの利益の源泉をつかんでみてはいかがでしょうか。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。