警告!!マザーズ市場 間もなく暴落か…?



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From;西村剛

マザーズ市場が間もなく暴落か…?

決して、あなたをムダに脅かしているわけではありません。これまであまりマザーズ市場のみの話をしてきませんでしたが、市場全体が下落トレンドに突入する中、マザーズ市場が悪化してきました。これは、個人投資家であり、システムトレーダーの私たちにとっては見逃せない事実です。今日は、その見逃せない事実を、お伝えしましょう。

大型株は上昇だが…

まず、昨日(4/16)の日本株市場を振り返りましょう。昨日の日本株市場は、日経平均株価が上昇したものの、マザーズ指数は下落しました。日経平均株価は、前日比0.2%プラスの21,835円53銭、マザーズ指数は、前日比2.9%マイナスの1122.39ポイントでした。

大型株と小型株で、行方が別れました。大型株は、シリアの問題があるにも関わらず、為替が1米ドル107円を維持したことで買い安心感が広がり上昇しました。しかし、そのような影響を受けることが少ないマザーズ銘柄は、時価総額上位銘柄の決算発表を控え、売りが先行し下落しました。

見落とせない事実

一見、これを見ると、大型株と小型株は影響を受けるものが違うので、そんなものだろうというところでしょう。特に、マザーズ市場は、決算発表を控えているので、それで売りが先行するのは、それほどおかしい流れではありません。でも、ここに見落としてはいけない事実が眠っています…。

実は今、マザーズ市場が「瀬戸際」にきています。‍事実を確認すると、今年の安値1114ポイントを下回るかどうかの水準に来ています。昨日が「1122.39ポイント」です。下値が射程圏内に入ってきてしまっています。もし、この水準を下に突破してしまうと、下落トレンドが一気に加速する可能性は高いでしょう。

マザーズ市場の移動平均線が悪化…

これ以外にも、心配される事実があります。マザーズ指数は、週足で見ても52週移動平均線を下回っています。これらを考慮すると、マザーズ指数の下値のメドは、24月移動平均線である1080ポイントと考えられるでしょう。つまり、もし下抜けしてしまうと、ここまで下落が加速する可能性があるということです。

これまで好調を維持していたマザーズ市場だけに、この事実は事態を急変させる大きなものでしょう。特に、マザーズ市場は、個人投資家の売買の割合が高い市場です。もしここから下抜けすると、それを機に暴落してしまう恐れもあるでしょう。

マザーズ市場のマイナスに働く傾向

また、マザーズ市場は、株価が一辺倒に動きやすい傾向があります。一度株価が上昇したら、そのまま一辺倒に株価が上昇する傾向があります。そして、これが怖い部分ですが、一度株価が下落し始めたら、そのまま一辺倒に株価が下落する傾向があります。上昇下落のどちらになっても、大型株などと違って、どちらか一方に株価が動きやすい傾向があるということです。

ですので、もしここから一つの目安である「今年の安値1114ポイント」を下回ることがあれば、株価が下抜けしたまま、株価が一辺倒に下落する可能性が高いでしょう。そうなった場合、その一辺倒な株価下落を見て、売りが売りを呼び、暴落する危険性が十分にあり得るでしょう。

さらに、4月後半のマイナスの傾向が…

特に、これからはゴールディンウィークを見据えて、個人投資家がリスク回避として、売りが出やすい傾向があります。また、株式市場全体を見ても、今月は前半が上昇しやすい傾向の一方で、後半は、その売り圧力に押され下落しやすい傾向があります。それも考慮すると、ここから株価がどう動くのか、節目と言えるでしょう。

私たちシステムトレーダーがすべきこと

ただ、このように悪い環境が整ってしまうと不安になるかもしれませんが、私たちシステムトレーダーがすべきことは、一つしかありません。いつでも同じように、シグナルの奴隷のごとく、シグナル通りにトレードするだけです。特筆するとすれば、ここからいつでも暴落が考えられる中ですので、逆張り戦略や押し目買い戦略を入念に確認しておくと良いでしょう。

もし、ここからマザーズ市場が下抜けするようなことがあれば、まだダラダラと株価が下がりつつ、ボックス圏を維持しているもの、一気にその下落が加速し、本格的な下落トレンドを形成する可能性があります。もし、そうなった場合は、同じ逆張り戦略でも、株価の戻り方が違うので、これまでの感覚とは違ったトレードが増えるでしょう。

気持ちの切り替えとリスク管理を入念に

ですので、そのような事態に備えて、これまでよりも入念にリスク管理をする必要があるでしょう。また、これまでイケイケドンドンで来てしまっていたのなら、これからは全く違う状況になってしまうという心の準備をしておくと良いでしょう。もし、あなたがアベノミクスバブル以降にシステムトレードを始めたなら、特にここは必要なところでしょう。

とはいえ、基本的にはいつもと変わらず、シグナル通りにトレードするだけです。ですが、本格的下落トレンドに突入すると、これまでとは勝手が違いますので、その違いを受け入れる準備と、リスク管理を入念に行っておきましょう。ここからは利益を上げることよりも、耐え抜くことが必須になります。だから、そのあたりも踏めて、本当に本格的な下落トレンドに突入する前に、その違いを十分に受け入れておきましょう。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。