暴落の兆し?上昇トレンド銘柄に変化あり



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From;西村剛 

「いやーな下げ方だなぁ・・・」

昨日(9/10)の株式市場はまさにそのような感じでした。

日経平均株価こそ上昇しているものの、個別銘柄の株価をチェックすると、
これまで綺麗な上昇トレンドを描いていた銘柄のチャートが軒並み崩れ始めているのです・・・

個別銘柄のニュースを見ても特段新しいものもないにも関わらず、
業績好調でチャートも右肩上がりだった銘柄が軒並み大きく下落しています。

このように10日の株式市場は、日経平均株価は上昇しているものの、
これまで相場を牽引していた上昇トレンドの銘柄が大きく下落する「いやーな下げ方」だったのです。

私の取り越し苦労だといいのですがもしかすると「大きな暴落の前触れ」かもしれません。

 というのも私の経験上、
このような現象が起こるのは「外国人投資家の仕業」の場合が多いからです。

外国人投資家が好んで保有するのが業績好調で株価も右肩上がりの銘柄です。

そのような銘柄を現物で保有していた場合、
普通に手仕舞いをすると株価に大きなインパクトを与えてしまいます。

そこで株価にインパクトを与えないように現物株を売りながら日経平均先物を買い
株式市場全体にインパクトを与えないようにするのです。

「現物売りの日経平均先物買い」で株式市場全体に影響を与えないようにしながら、
現物株の処理が終わったタイミングで、買っていた流動性の高い日経平均先物を手仕舞うのです。

10日の株式市場を見ているとまさにそのようなトレードがされているのかもしれません。

もちろん私の思いすごしということもありますが、ちょっと違和感を感じたのであなたにシェアさせていただきました。

明日以降の相場に注意して下さい。

―西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。