パフォーマンスを決める7つの要素【まとめ】



【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです

西村剛の投資戦略メルマガ【無料】




from;夢幻

後編で、パフォーマンスを決める7つの要素すべての解説をしましたので整理してみます。

★内部要因5つ

1・トレードスキル(トレーダーの能力)
 →優良なトレードモデルの作成、執行能力

2・リスク量
 →資金投入比率、レバレッジ、投資対象のボラティリティ等

3・資金量
 →運用資金の絶対額、大きいほどパフォーマンスを上げづらい

4・投資対象
 →国内株式、外国株式、FX、商品先物、デリバティブ(先物、オプション)、インデックス投資、投資ファンド、仮想通貨等

5・投資戦略(手法)
 →ファンダメンタル投資(成長株投資やバリュー株投資など)、テクニカル指標を用いた裁量トレード、システムトレード等

★外部要因2つ

6・マーケットの難易度
 →トレンドの明瞭さ、暴落ショックの有無

7・相場運
 →その年のマーケットの値動きと、自分自身のトレード戦略との相性。

これらの各要素は、すべて分けて考えられるものでは無く、複雑に絡んでいます。

例えば、投資対象により、取りうるリスク量も変わります。

日本株ですと、レバレッジは大体3倍程度ですが、先物やオプションなどデリバティブだと10倍以上、FXだと25倍程度と大きなリスクを取る事が出来ます。

先日、日経新聞から仮想通貨取引が証拠金の2倍を上限とした新ルールを金融庁が策定する方針である事を報じて話題になりました。

なぜなら、これは仮想通貨トレーダーにとって、【リスク量】を規制されるため、自身のパフォーマンスに大きな影響を及ぼすと考えられるからです。

市場が成熟するにつれ、参加者も増え、投資家保護のためこのような措置が取られることは往々にありますが、逆に新しい市場は規制が追い付かず、制約が緩い事は往々にしてあります。

FXも今ではレバレッジ25倍程度ですが、私が初めて知った2005年頃は、500倍まで出来る取引業者がありました。今考えると信じられない話ですが、資金が少ないトレーダーにとっては一攫千金を狙うチャンスにもなり得ます。

投資環境は日々変化しますが、このようにパフォーマンスのどの要素に変化があるか着目してみると、また深い考察が出来るのではないかと思います。

そして、多くのトレーダーにとって、他の人のパフォーマンスは非常に気になるところでしょう。

すごいパフォーマンスの人を見ると羨ましくなりますよね。

しかし、違うトレード手法や投資対象であれば、ほぼすべての要素が異なってきますから、それがトレードの能力によるものなのか比較は困難です。

それよりも、

もし、投資対象が違うのであれば、その投資対象にチャンスが訪れているのではないか?

とか

もし、トレード手法が違うのであれば、トレード手法の幅を広げてみる事も良いのではないか?

とか

また、違った視点で見る事が出来ます。

他にも、例えば同じ日本株のシステムトレーダー同士であった場合、トレードスキルの他にも、リスク量、資金量、相場運とこれだけ違いがあります。

すると、

他の人は資金量の変化に合わせて、どのようにトレードしているのか?

とか

自分は他の人よりリスク量が少なすぎるのではないか?もっとリスクを取る事も出来るのでは?

リスクが取れてパフォーマンスが取れるとして、果たしてそれは自分に合っているのか?
安全に運用したいのか、多少リスクを取るべきなのか?

などなど、各要素に合わせて考えてみる事であなたのパフォーマンスの向上のヒントになるのではないかと思います。

インターネットやSNSの普及で、投資関連のニュースだけでなく、他の個人投資家の動向が非常に把握しやすくなりました。

こうして細かく分析していく事で、思わぬ発見があるかもしれませんよ!

まぁ、そういった要素をしっかり比較、分析できているのも、トレーダーとしての能力と、言えるかもしれません(微笑)

では次回お楽しみに。

ー夢幻

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!


The following two tabs change content below.

夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。