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From;田村祐一
2020年の1月相場は、大荒れの展開でしたね。
米国とイランの関係悪化に始まり、
それが落ち着いたと思ったら新型コロナウィルスの猛威と
あまり良い出来事が起こっていませんね。
実はシステムトレーダー界隈では、
1月相場は例年上がりやすい月と言われていますが、
正直、ここ数年は1月にいい思い出がないですね。
もしかすると、1月は上がりやすいという傾向は、
もうなくなってきているのかもしれませんね。
話が少しそれましたが、日経平均株価は、
新型コロナウィルスの影響が懸念されて、
3ヶ月ぶりに2万3000円を割り込む水準まで一時的に調整しました。
今後の展開はどうなるのでしょうか?
結論から申し上げると、暴落の可能性は十分にあるでしょう。
ここ最近は、新型コロナウィルスの感染状況が連日報道されていますが、
どれもイマイチ信憑性にかける内容ばかりです。
(中国の報道が信用できないのが最大の原因なのですが)
今回のウィルスの最大の問題点は、潜伏期間の長さですよね。
しかも、潜伏期間にも人に移す可能性があるという点がネックです。
インフルエンザや他のウィルスでは、
潜伏期間は2~3日と比較的短いようです。
よって、移ればすぐ分かるので、感染者数の把握がしやすいのです。
今回の新型コロナウィルスは、潜伏期間が長ければ2週間ですので、
感染者数の正確な把握ができないことが最大の問題でしょうね。
なお、これは医学的な問題を言っているのではなく、
株式市場的な問題としてお話しています。
株式市場は不確定要素を嫌います。
「感染者数が把握できない」ということは、
感染者が何千万人になる可能性もあれば、
数万人で収まる可能性もあるということです。
人によって、感染者数の予想にブレが生じるのです。
この予測のブレが、今の株式市場の下落につながっています。
そして、今の段階は、潜在的にウィルスに感染している人が
表に出ていない状況ですので、
2月中旬から下旬にかけて、それが一気に表面化してくるのでしょう。
そう考えると、2月初旬に株式市場が悲観のピークに達し、
株式市場が暴落する可能性があるでしょう。
感染者が多いなり分かれば、株式市場は反発するでしょうが、
わからない限りは、不安から株式市場は下がり続けます。
起こって欲しくはないですが、仮に暴落が起こるとすると、
参考になるのは、2018年12月のクリスマス暴落でしょうね。
ちょうど今回と同じ2万4000円をつけたあと、
約1ヶ月かけて2万を割り込むまで下落しました。
よって、今回の新型コロナウィルスによって暴落が引き起こされると、
一気に日経平均は2万円まで急落する可能性があるでしょう。
暴落はめったに起こりませんが、
こうなる可能性も視野に2月相場は行動すべきですね。
今週は、特に要注意ですね。
さて、こんな不安定な相場で、私たちはどうしたらよいでしょうか?
もう、メールマガジンをいつも読んでくれている方ならば、
わざわざ言う必要もないですよね。
こんなときこそシステムトレードの出番です。
システムトレードというよりも、
「逆張り戦略」のチャンスというのが正しいですよね。
「逆張り戦略」の準備だけは絶対に怠らないようにしてください。
特に、株式市場の暴落時に特化した
「暴落時逆張り(通称:斉藤式 逆張り)」は必須です。
私と直接話をしている方達は分かると思いますが、
1年の中でも今のタイミングは
その年の成績を決めるかもしれない最重要局面です。
ここでしっかりチャンスが掴めれば、
年初から+10%前後の成績アップが見込めます。
絶対に抜かりのないように準備を進めてくださいね。
なんか書いていると、当たり前のことしか書いてなくて、
久しぶりに真面目な内容を書きましたが、
今は当たり前のことを当たり前にすべき時期です。
システムトレーダーにとっての当たり前を、
粛々と実践していきましょう。
ー田村祐一
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田村 祐一



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