コンピュータとAIの進化と人間への融合【前編】



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from;夢幻 

私が興味を持っている世界の一つに将棋の世界があります。

将棋の棋士と言えば、羽生善治九段ならば皆さんはご存じでしょうか。

通算獲得タイトル数は99期、永世七冠の資格を持ち、30年近くこの将棋の世界のトップを走り続けてきた第一人者です。

最近だと、デビューから連勝記録を更新してタイトル挑戦が待たれる藤井聡太七段の方が有名かもしれません。

そんな将棋の世界で私が注目している棋士の一人が”千田翔太”七段です。

何故、注目しているのかというと、棋士の中でもトップクラスでコンピュータによる将棋の分析・研究を得意としているコンピュータ将棋の第一人者だからです。

将棋の研究には将棋のAIソフトを使います。

最近、AIが様々な市場で活用されつつありますが、将棋はもう10年以上前からソフトが研究され、数年前はついにプロ棋士を越え、最近では圧倒する棋力を持っています。

これは昔の将棋ソフトを知っている人からすれば、信じがたい事です。
将棋ソフトと言えば、せいぜいアマチュアが楽しむもので、私は初段を持っているのですが、強いソフトでも互角ぐらいでした。

それが多くのコンピュータ技術者が将棋ソフトの研究を始めたことで、プロ棋士より強いソフトが誕生したのです。

千田七段は、それなら人間と指して研究するより、強いソフトの指してを研究する方が合理的ではと、いち早くソフト研究を取り入れた棋士です。

そして今や多くの棋士がソフト研究を取り入れ、様々な局面の最善手を模索しています。
そして、この最善手を続けていく手順は定跡(じょうせき)と呼ばれます。

将棋には様々な戦法(戦型)がありますが、それぞれの戦法(戦型)の定跡をソフトで調べておけば、実際の対局で有利になるというわけです。

実はこのソフト研究ですが、トレードでソフトを研究するのと非常に良く似ています

・棋士のソフト活用→コンピュータ研究→定跡→最善手

・システムトレーダー→検証→優位性のあるトレード戦略(ストラテジー)→合理的なトレード

この2つは分野は違えど、本質的にはほぼ同じ事です。

こういった理由で、千田七段が今後どれだけ活躍出来るか、他の棋士を凌駕する棋力をソフトで身に着けられるのかに注目しています。

その千田七段は若手棋士でまだタイトル獲得や棋戦優勝は無かったのですが、遂に今週朝日杯という大きな棋戦で初優勝しました。

決勝トーナメントではこの棋戦を連覇していた藤井聡太七段も破って優勝してしまいました。

苦慮しながら指し手を返す藤井七段に対して、ほとんどの手にノータイムで黙々と指し手を返す千田七段はまさに人間の感情を排したシステムトレーダーといった感じです・笑

コンピュータとAIそして、それらが人間の進化にどのような影響をもたらすのか・・・

今後も将棋の世界と千田七段から目が離せません。

次回に続きます。

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。