やられたらやり返す！倍返しだ！

2020.02.15

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from；西村剛

ふとしたきっかけから、ドラマ「半沢直樹」を観返しています。

このドラマ、2013年に放映されたドラマで、

そのなかの主人公、堺雅人演じる半沢直樹の、

「やられたらやり返す！倍返しだ！」

という台詞が当時大流行しました。

トレーダーの間でもこの台詞が大流行し、

大きな損失を出すたびに・・・

「やられたらやり返す！倍返しだ！」

と叫び、その都度、倍返しで損失を膨らませていく現象があちこちで見られました。。。

もしあなたが裁量でトレードしていて、大きくやられ、

「やられたらやり返す！倍返しだ！」

と思ったときにどういう行動に出るでしょうか？

おそらく多くの方が、

「投入資金を倍にする」

と答えるのではないでしょうか。

100万円投入して20万円やられたのであれば、

そのやられた20万円を取り返し、さらに利益を狙うために

200万投入するという考え方が一番イメージしやすいかもしれません。

けれども、これ、絶対にやめてください。。。

大きな損失を招くだけです。

実は安定的にシステムトレードで利益をあげるために一番大切なのは、

「資金管理」

です。

いくら統計的に有効な売買ルールを手に入れたとしても、

・この銘柄には100万円投入しよう！

・今は上がりそうだから200万円投入しよう！

・この銘柄は下がりそうだから10万円だけにしよう

のように、投入資金を感覚で分けてしまうと検証結果どおりの成績から遠ざかってしまいます。

特に大やられした直後に、

「倍返しだ！」

なんて資金量を増やしてしまうと、損失が倍になるだけがほとんどです。

「買っても負けても淡々と、決められた資金量でトレードを繰り返す」

これが重要です。

ぜひ肝に銘じておいてくださいね。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。