コンピュータとＡＩの進化と人間への融合【後編】

2020.02.23

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from　夢幻

夢幻です。

前回の「コンピュータとＡＩの進化と人間への融合」の続きです。

前回は私が好きな将棋の世界をベースにコンピュータとＡＩにより、将棋の世界がどのように変化しつつあるのかをお話しました。

この変化は将棋の世界に限ったことではなく、様々な分野において大きな変化をもたらしつつあります。

例えば、様々な未来予測です。

小売業や飲食業では売り上げや来客数予測などに使われます。

タクシー会社が乗客データを分析して乗客予測を行うシステムなどもあります。

長年のタクシー運転手の経験でお客さんを探すより、ＡＩに予測させた方がお客さんを効率よく見つけられるようになるのだそう。

今まで経験を積み重ねてきたベテランドライバーには辛いところですが、新米のドライバーでも効率良く、お客を乗せる事が出来るようになりますから凄いですよね。

他には防犯対策などにも使われます。

防犯カメラの大量の映像データから、犯罪の確率が高い人物をＡＩが判断するのだそう。

精度が気になるところですが、もっとＡＩの知能が高まると人間よりも遥かに合理的な判断をして、我々の生活を守ってくれることでしょう。

もちろん、コンピュータとＡＩは株式市場を始めとする様々なマーケットにも影響を及ぼすものと思われます。

身近なところだとアルゴリズムによる売買などがありますが、他にも証券会社でＡＩが株価予測をしたり、トレンドを予測するサービスなどを始めている証券会社もあります。

今後は徐々に、人間の思考で行われる売買からＡＩが自分で判断する売買に置き換わっていくのではないかと思います。

これが進んでいくとどうなるのか？？

極論を言うと、マーケットから人が居なくなります(笑)

まぁ、それは言い過ぎですが、割合としては減少していくかもしれません。

前々回ぐらいのメルマガのバックテストの期間設定のお話の中で、
”時代に左右されにくい”内的要因と”時代に左右されやすい”外的要因の話をしました。

時代に左右されにくい内的要素が人間の感情のパターンからくる価格変動なのですが、そもそも人間が居なくなったらこれは成り立ちません。

つまり、人間なら株価暴落などの場面で、恐怖の感情で合理的な判断が出来なくなりますが、ＡＩなら感情はありませんからこのような場面でも最適な売買が出来るようなり、今まで人間が売買していたから存在していたエッジ（優位性）は徐々に無くなっていくかもしれません。

私はそういった未来を考慮しながら検証データを分析し、いち早く変化を捉えるよう努めています。

淡々とルールに従い売買を繰り返しつつも、時代の変化に合わせて自分の思考を進化させ
アップデートする。

そんな心構えが必要な時代になってきたかもしれません(笑)

ではまた。

 

　ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50％下回ることがないという安定した実績を残している。