コロナショックの株価予測の秘密



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From; 夢幻

夢幻です。

昨今のコロナショックによる株価下落が気になると思うので、今回は内容を変更してお届けします。

先週から、コロナショックの影響が全世界で深刻な問題と認識されはじめ、世界的な株価下落へと発展しています。

これを予見させたのが先週の3連休の最終日の24日です。

連休中で東京証券取引所は休業日ですが、NYダウは一時1000ドル安となり、海外で取引される日経先物(CME・SGX市場など)も一時1000円の値下がりとなりました。

この時、私はツイッターで、

「日経1000円程度の下落では終わらない、追加で1000円下がる可能性も十分ある。」

という旨のツイートをしました。

そして、この予想は的中し、先週、日経平均は23300円台から一時21000円割れまで下落しました。

普段はこのような予測ツイートはあまりしないのですが、ツイートをする必要性を感じました。

何故なら、コロナショックの株価下落について非常に深刻な株価下落を予想していて、対応を一歩間違えれば退場する可能性すらある非常に厳しい相場展開になると予見していたからです。

そして、そういったワーストケースをあらかじめしっかり見据えておくのと、楽観的に捉え、いざ想定外の展開に直面するのと、暴落時の対処も変わってくると考えていたので注意喚起も込めてこのようなツイートをすることにしました。

さて、何故ここまでの株価下落を予測出来たかというと大きく3つの理由があります。

1つ目は、24日のNYダウ、日経先物の値動きです

まず下落幅が日経先物1000円越えと非常に高い水準でした。

このような暴落につながる株価下落は普通、2次関数的に徐々に幅を広げていって、最後に大陰線をつける傾向にあります。

先々週も多少の調整はありましたが、暴落につながるかは不明で私はこの日経先物の1000円下落が暴落の引き金となるスタート地点として認識しました。

そして、注目したのが、24日から25日未明にかけてかなり長い時間NY1000ドル安、日経先物1000円安のまま推移していたことです。
この水準まで下げれば大抵はとどまることなくリバウンドがあるもので、見ていて違和感を感じました。

この値動きを見て、かなりマーケットが深刻にコロナショックを認識し始めていると実感しました。

2つ目は、1~2月のコロナ関連銘柄の動きです。

10日連続ストップ高の川本産業を筆頭に関連株が物凄い値動きで、銘柄を監視していなければ見落としていたかもしれません。

今回は通常の材料株の数倍あるいは10倍以上のエネルギーをもっていました。

個別の材料株でここまで強い動きはアベノミクス相場以降では一番強い動きでした。
この事から、コロナの影響がマーケットに与える影響の大きさを実感しました。

3つ目はマーケットが長い期間、上昇トレンドであった事です。

NYダウは10年間ずっと右肩上がりですし、日経平均もアベノミクス相場以降は上昇相場が7年近く続いています。

こういった上昇トレンドが長く続けば続くほど、いざ深刻な株価下落が起きた時は大きな下落になる傾向があります。

恐らくは多少の下落で買いに回って利益を上げていた投資家が追い込まれ、一斉に投げるからではないでしょうか。

ともかく、これらの事を総合的に勘案して、今回のコロナショックはアベノミクス以降では最大級の株価下落につながる確率が高いと考察したわけです。

そして、もしかするとこれでアベノミクス相場は終焉を迎え、いよいよトレンド転換の時期が近づいてきたかもしれません。

まずは直近のコロナショックを乗り越える事が先決ですが、次回はこのようなショック相場を乗り切る心構えやテクニックのお話をしようと思います。

では次回、お楽しみに。

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。