直近の勝ち負けを左右するわずかな差とは



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From:田村祐一

なかなか、コロナウィルスの問題は解決しないものですね。
モヤモヤとした気持ちになるような相場が続いています。

最近はシステムトレーダーの方から相談を受けることが増えており、
直近の株式市場でのパフォーマンスについて聞く機会が多いです。

直近の相場で上手く利益を上げている人もいれば、
少し苦戦されている方もいたのですが、

詳しく話を聞いていると、上手くいった方と苦戦されている方では、
ある一点の違いがあることに気付きました。

その違いとは?

「手仕舞いのタイミング」です。

上手くいった方と、苦戦されている方では、
保有銘柄の手仕舞いのタイミングに大きな違いがありました。

上手く立ち回れている方の多くは、
保有銘柄の手仕舞いが、比較的「早い」設定でした。

逆に、苦戦されている方の多くは、
手仕舞いが「長め」に設定されていることが多いようです。

先週の日経平均株価を確認すると、

3月2日 始値20,849.79円 終値21,344.08円
3月3日 始値21,651.99円 終値21,082.73円
3月4日 始値20,897.20円 終値21,100.06円
3月5日 始値21,399.87円 終値21,329.12円

といった動きをしています。

非常に値動きが荒い展開となっているのですが、
ここで利益を上げるとすれば、いつ手仕舞いすれば良いのでしょうか。

おそらく一目瞭然ですが、【3月3日始値】で手仕舞いできれば、
大きな利益が期待できるでしょう。

もっと具体的に言うと、

【3月2日始値】で買い付けし、
【3月3日始値】で手仕舞い

が理想のトレードパターンでしょう。

私に相談をくれたシステムトレーダーの多くは、
「【3月2日始値】で買い付け」というハードルはクリアしていました。

しかし、「【3月3日始値】で手仕舞い」が満たせず、
4日以降まで保有銘柄を持ち越していて、
利益確定の時期を一旦見逃してしまったような形です。

一旦と書いたのは、今後、株式市場が反発すれば、
含み損が解消する可能性が十分にあるからです。

さて、どうすれば【3月3日始値】に手仕舞いできたかというと、

株価が少しでも上昇したタイミングで、
すぐに手仕舞いする条件式を設定していたかどうかです。

・前日比〇%以上株価上昇
・当日のローソク足が〇%の陽線

といった利益確定の条件式を豊富に設定していた人ほど、
「【3月3日始値】で手仕舞い」が出来たようです。

直近の株式市場は、

株価が大きく上昇したら、翌日下がる
株価が大きく下落したら、翌日上がる

といったように、方向性の見えない展開が続いています。

このような相場状況では、なるべく早く手仕舞いするように設定された
逆張り戦略が有効に機能してくれることが多いです。

もし、ご自身の逆張り戦略を見返してみて、
保有に数が長めの逆張りが多い場合には、

少し手仕舞い条件式の見直しを検討しても良いかもしれませんね。

ただし、手仕舞いを短くすることはメリットがありますが、
当然その裏にはデメリットももれなく付属してきます。

そのデメリットは、

株式市場が本格的に反発したときに、
大きな利益を得る前に早めに手仕舞いしてしまう

という点です。

暴落後に、相場が本格的に反発し始めたときに、

早めの手仕舞い設定をしていると、
反発の初段階で手仕舞いしてしまうので、

思ったよりも利益が少なくなってしまう恐れがあります。

・手仕舞いが長めの逆張り
[メリット]本格的な反発局面で大きな利益が期待できる
[デメリット]反発期に入るまでは、含み損を抱え続ける(精神的にキツイ)

・手仕舞いが短めの逆張り
[メリット]反発期前でも細かく利益を積み上げることができる
[デメリット]反発期では、早めに手仕舞いして少しの利益しか得られない

といった感じで、メリットとデメリットが存在します。

3月6日(金)時点の相場では、
「手仕舞いが短めの逆張り」が上手く機能しているようですが、

9日以降も同様になるかは誰にも分かりません。

私は、今回伝えたいのは、
「手仕舞いが短めの逆張り」が最高!ということでは全くありません。

同じ仕掛け(買いルール)の逆張り戦略でも、
手仕舞いのタイミングが変われば、
パフォーマンスも大きく変化するということです。

手仕舞いが短い場合と長い場合で成績が変化するならば、
どちらのパターンの逆張りも用意すべきではないでしょうか。

相場は、私たちの思い通りに動いてくれることはありませんので、
私たちが相場の動きに合わせて対応するしかありません。

システムトレーダーは、熱心に逆張り戦略の研究をしているので、
仕掛けのタイミングはバッチリな方が多いです。

でも、意外ですが、手仕舞いについては、
そこまで深く研究している方は少ないように思います。

基本的に、買った後の株価は、神のみぞ知る世界ではありますが、

手仕舞いするタイミングを、戦略によって意識してずらすことで、
成績が安定化する期待が持てます。

少し、手仕舞いの設定に不安を感じられた方については、
これを参考にして、見直しを図っても良いかもしれませんね。

なお、私が使っている逆張り戦略でも、
上手くいっているものもあれば、上手くいっていないものもあります。

今は、苦しい時期ではありますが、
自分の作成したルールを信じて使い続けるしかありません。

トレード自体は、そうやって淡々とトレードするだけですが、
その代わりに、直近相場の実体験をもとに、

逆張り戦略の見直しの研究を進めています。

相場の暴落を実体験することほど、貴重なデータはありません。

この実体験から得た

・各戦略ごとの改善点や良かった点の洗い出し
・自分のリスク許容度や精神安定度の見直し

は、今後の戦略の改良に絶対に役立ちます。

株式市場の暴落はトレーダーにとって最悪な事態であり、
悔しい思いをしていると思いますが、

私はただでは転びませんよ(笑

絶対に、次回以降の暴落に活かしてやります!!

そうは、言っても今回の暴落も勝ちたいので、
早く思いっきり、反発してくれないかな(神頼み)

そうしたら、システムトレーダーがもれなくみんなが
ハッピーになれるんだけど・・・

ー田村祐一

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