コロナショックで株価大暴落!株価が下がるただ一つの理由



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from ; 夢幻

夢幻です。

コロナショックで未曽有の厳しい相場が続いています。

今日は、マーケットで起こる暴落の仕組みについて重要な事実を解説します。

それは、株価が下がる理由であり、そこから引き起こされる暴落が起こる仕組みです。

意外とこの事実を理解せずにニュースや情報に翻弄され、右往左往してしまう方が多いです。

コロナウイルスが蔓延し、経済が麻痺し、景気が悪化しそうだから株価が下がるのでしょうか?

ドル円相場が円高に向かっているから株価が下がるのでしょうか?

多くの人が先行き不安だから株価が下がるのでしょうか?

いずれも違います。

株価が下がるただ一つの理由・・・それは、

『誰かが株を売ったから』です。

当たり前ですが、コロナが蔓延して経済が悪化しても、円高になっても、先行き不安な状況でも、
ホルダーが誰も株を売らなかったら株価は下がりません。

すなわち、上記の3つの事例は直接的な要因にはなりえません。

まず、今一度ここをしっかりと認識しておいて頂きたいと思います。

次に暴落ショック相場が起こる仕組みです。

今、暴落の最中、ポジションを持っている方は、不安に感じている事と思います。

それは、コロナ感染のニュースが蔓延しているからでしょうか?

円高だからでしょうか?

先行き不安だから?

いずれも違います。

投資家が不安になる主な理由は、

『株価が下がっているから』

です。

良く考えイメージしてみてください。

コロナが蔓延し、マーケットが大暴落しても、あなたの持っているポジション(銘柄)が
全く値下がりしなかったら、あなたは不安を感じるでしょうか?

恐らく感じないと思います。

社会人として日々の生活に感じる不安はあるかもしれません。

しかし、あくまで”投資家”として感じる不安は、投資家の生命線といえる投資資金が
おびやかされる事から感じるものです。

つまり株価の下落により含み損が増え、自らの資産がおびやかされるという事実を認識する事
によって不安を感じるのです。

システムトレーダーの中にはこのような人もいます。

「株価を見ると不安になって余計な事をしてしまうから、株価は見ないでおこう」

これはある種、真理だと思います。

私も、あまりに資産変動が急なシチュエーションでは、株価を見る機会を減らします。
これだけでも、かなり不安な感情を抑える事が出来ます。

そして、暴落ショックが起こる理由、

それは、現在のコロナ拡大のような不安になりそうな場面で、誰かが株を売り、
それによる株価下落を見て不安になった投資家が更に株を売る・・・

このような負の連鎖反応が過剰に起こるからです。

そして、必ずこの暴落の引き金を引いた犯人?が存在します。

それはコロナを見て、先行き不安になった人が株を売ったのかもしれませんし、

こういった状況の下で、株の値下がりに賭けて売りを仕掛けた人かもしれません。

いずれにせよ小さな一つの売りから、株価の値下がりにより不安に感じた投資家が更に株を売る。

この繰り返しです。

そして、マーケットには様々な株価を下げるトリガーがあります。

ファンドが資産変動を抑える為のポジション調整

追証回避や追証の処分売り

ロスカットラインによる強制売り

アルゴリズムの過剰な売買

などにより、この売りの連鎖が加速度的に起こり、オーバーシュートするのです。

今回のコロナショックによる暴落も、この株価下落の本質に変わりありません。

それはまるで倒れ続けるドミノ倒しのようです。

ドミノは自分より少し大きいドミノを倒せるのだそうです。
場合によっては、自分の1.5倍の大きさのドミノを倒せるのだとか。

そういったドミノのように、不安がどんどん膨れ上がり今回のような暴落は起こります。
背景に、生命の危機をおびやかせ、経済を麻痺させるようなニュースを聞いたら、
なおさら不安は大きなものになるでしょう。

今回の暴落で下落スピードが大きく、反発局面も小さくなっているのは通常の暴落よりも
この不安要素が大きいためだと考えられます。

しかし、どんなドミノも手を差し伸べれば止まるように、暴落もいずれは止まります。

それは売りが出尽くしたところに、余力のある投資家が買いに向かったり、
政治的な政策の介入など、様々なニュースが出て流れが変わったタイミングです。

もちろん、このような機会で株価が上がるのはニュースでも、ウイルスのワクチンが出来たからでもなく、

『誰かが株を買ったから』です。

なんか、禅問答のような話になってしまいましたね(笑)

しかし、この事実は非常に重要なので、必ず意識してマーケットを見てみてください。
少し見え方が変わってくると思います。

様々なニュースが飛び交い冷静になるのが難しい局面ですが、今一度この事実を
理解して冷静な立ち回りを心掛けましょう。

では次回お楽しみに。

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。