コロナショックは何時まで続く?アフターコロナの世界



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夢幻です。

今週のマーケットも堅調で、日経平均は約19900円と20000円を伺う所まで反発してきています。

戻し相場で綺麗な三角持ち合いを形成している事からも、マーケットはかなり落ち着いてきている印象です。

現世は緊急事態宣言の最中で、売り上げが激減している企業も多いと思いますが、マーケットはまた別の世界を見ているようですね(笑)

今日は一連のコロナ問題がいつ収束するかを考えてみたいと思います。

私はここ1か月ぐらい、コロナウイルスやそこで起きている様々な経済への影響を考えるべく情報収集をしました。

トレードだけでなく、こういった判断も、自分自身で情報を集め、科学的根拠の元に客観的に検証し判断する姿勢に変わりはありません。

しかしながら、トレードのように自分で検証は出来ませんから専門家の意見を集めて比較検証することになります。

そして、何故、収束までの時間を見積もる必要があるのかというと仮に年単位の時間がかかるなら、しっかりとそれに対策を立てた方がより良い成果を見込めるからです。

さて、結論から申し上げると、コロナの収束までには最長で2~3年の時間がかかるのではないかと考えています。

現在、緊急事態宣言により全国の感染者数は5月上旬あたりから減少に転じると思いますが、感染者数の増加が0になり完全に収束するという展開は考えにくいです。

恐らく、感染者数の増加がピークアウトし、ある程度クラスター対策で処理出来るレベルの増加ペースに抑えたところで、緊急事態宣言を解除すると思いますが、首相の会見等ではそのあたりの道筋は全く示されていません。

示すもなにも、今は感染者数をとにかく抑える事が先決、という考えなのでしょう。

(一応、厚生労働省のクラスター対策班の方のコメントではその後のプランは検討されているようです。)

結局のところ、増えたらまた緊急事態宣言により行動を制限する、といった事を繰り返すのではないかと思います。

これはかなりシビアかつ慎重に行わなければなりません。

何故なら、100年前のスペイン風邪では日本でも1次、2次の感染爆発でそれぞれ20万人ほどの方が亡くなっているからです。

その悲劇を繰り返さない為にも国民が一致団結して行動を変容し、感染を防止するスキルを高めていかなければなりません。

安倍総理が会見で「これは長い戦いになる」とコメントしていたのはそういう意味も含めての事でしょう。

幸い、現状の日本は死亡者数の増加はかなり抑えられていると言えますが、少しでも油断すると数千~数万単位で死亡者が増加する可能性も十分考えられます。

そして、現在、医療崩壊を防ぐために行っているクラスター対策は根本的な解決策である治療薬やワクチンの登場まで続く事になりますから、ある程度経済がもとに戻るまでには2~3年はかかるというわけです。

ちなみに、集団免疫といって、日本人の約6割がコロナの免疫を持つ事でも収束に向かいますが、現実的ではありません。

これを少し試算してみます。

東京都をベースに考えると、現在までコロナ陽性の人数が約2500人です。

最初に感染が確認されたのが1/24ですから、約2か月半の間に確認された人数で、医療崩壊ぎりぎりの状況ですから、この人数が上限ぎりぎりの人数とみてよいでしょう。

実際は大半がここ1か月以内に陽性と確認された人数ですから、

“1か月で2500人”

を上限として考えてみます。

半年ごとに、呼吸器や病床の拡充などで医療キャパを1.5倍に出来ると仮定しても

始めの半年で、2500×6=15000人

次の半年で15000×1.5=22500人

つまり1年で多くて4万人です。

死亡率から実際は数倍の感染者が居ると推察されていますが、それでも3~10倍ぐらいでしょう。

10倍としても、1年間で40万人がコロナにかかることになります。

一方で東京都の人口は約1000万人ですから6割というと600万人、つまり集団免疫を獲得するにはかなり緩く見積もっても15年以上はかかる事になります。

実際は、院内感染等で医療キャパが減るケースも十分考えられますから、非常に厳しいでしょう。

一方で、最良のケースでは半年~1年で解決する可能性も無くはありません。

それはワクチンなど根本的な解決策が見つかったときです。

今、相場が堅調なのも、その未来を見据えているのかもしれません。

しかしながら、今の所はワーストケースを見込んで長期化するプランで戦略を考えています。

次回は、今後のプランや検証を行うにあたり意識すべき方針や注意点などを解説していきたいと思います。

では次回お楽しみに!

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。