6月の相場見通し【西村剛】

2020.06.03

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日本株の上昇トレンドが続いています。

コロナショックによる暴落を経て、日経平均株価も3ヶ月ぶりに22000円台を回復、マザーズ指数も約1年半ぶりに1000ポイントを回復しています。
この流れは6月も続くのでしょうか？

私は今のところ6月はこの上昇トレンドが継続するのではないかと考えています。

今の株価上昇は暴落後のリバウンドと、今回のコロナ流行による生活様式の変化を織り込んでいる局面だと考えます。

今回のコロナ流行で業績が顕著に悪化した企業の株価は依然低迷しています。
これから徐々に経済復興していくに従ってそれらの銘柄の株価は回復していきそうですし、今回のコロナ流行で業績の拡大が期待できる
ネット関連企業やリモートワーク関連の株価はもう一段上昇があってもおかしくはありません。

また日本の被害が思ったより軽微だったこともあり、外国人投資家の資金も流入しつつあります。
このような流れを考えると、日経平均株価はもう一段の上昇が見込めるのではないかと期待しているのです。

上値の目処としては23000円前後だと考えています。

ただその水準になるとほぼコロナショック前の水準ですので戻り売りの圧力が強くいったん天井を打つ可能性がありそうです。
またマザーズ指数に関しても6月はボーナス支給月ということもあり、上昇トレンドが中旬くらいまでは続くかもしれません。
このように考えると6月は上昇トレンド継続も日経平均株価23000円付近で頭打ちの展開になるのではないかと考えています。

ただ例年の傾向でいうと株価が上がりやすいのは6月までで7月以降は株価が下がりやすい時期に突入します。

ですので、株価上昇のトレンドが終わったら頭を切り替えて臨む必要がありそうです。

参考になれば幸いです。

 

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。