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日経平均株価が約1ヶ月ぶりに22000円の大台を割れました。
いよいよ株式市場が新型コロナ肺炎の第2波を織り込み始めたのかもしれません。。。
直近では米国で1日あたりの感染者数が過去最高に達し、また中南米でも感染者数が大幅に増加しています。
またオーストラリアにおいても感染者数が2ヶ月前の水準に戻っており、世界的に新型コロナウイルスの第2波が本格的に懸念され始めました。
それを受け米国ダウ指数も大幅に下落し、3月暴落時からのリバウンドが終了、再度下落トレンドに入っているようなチャートになってきました。
日本においては都内の感染者数が50人を連続して超えるものの、再度の緊急事態宣言が発令される可能性についてはそれほど現段階では報じられていません。そのため、日本においてはそれほど第2波が株式市場で意識されているという段階ではないのですが、日本株においても例年7月は、企業の決算発表や株主総会も終わり材料が乏しく、米国株に連動するような相場展開が予想されます。
加えて、中国において香港国家安全維持法案の可決が見込まれたり、国内外において経済指標の発表が控えており、コロナ後の各国の経済状況が顕在化しやすい時期となっています。
まさにこれから株式市場は波乱の材料が増える環境にありそうです。
こうなってくるとこれまでの楽観的な投資家ムードが、悲観的に変わってきそうです。ちょっとした悪材料でも過剰に株価が反応し、暴落の局面も出てくるかもしれません。
ただ、仮に暴落が起こったとしても今回は3月ような暴落ではなく、適度な暴落にとどまると考えています。
私達システムトレーダーが得意とする暴落局面です。
おそらくこれから国内外でコロナウイルスの第2波の懸念が顕在化してきます。株価はそれに反応するかもしれませんが、仮に第2波が起こったとしても3月と比較すると対処方法はたくさんあるはずです。ですので次の暴落局面はそれほど深くはないと考えているのですが、少なくとも短期的には下落トレンド入りするかもしれません。
このように相場環境は6月前半と今とでは大きく変わりつつあります。気を引き締めてしっかりとトレードに臨んで下さいね。
ー西村剛
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