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新型コロナウィルスの感染者数が、
徐々に増加傾向にありますね。
報道では第2波間近と言われていますが、
正直第2波ってもうきていると思います。
感染拡大当初よりも悪い意味でみんなが慣れてきたので、
ムード的には楽観的な感じですが、
前回の自粛に戻りたくないと言う
強がり的な雰囲気も感じますね。
そんな状況下で、結構衝撃的なニュースが流れました。
それは、国内大手旅行代理店の5月の売上高です。
エイチ・アイ・エス(HIS) 前年同月比1.8%
JTB 前年同月比3.6%
日本旅行 前年同月比1.8%
近畿日本ツーリスト 前年同月比1.2%
と、前年同月比で95%を超える売上高の減少となっています。
これは5月の数字なので、6月と7月は多少戻っていると思いますが、
それでも旅行代理店という事業自体の存続が難しい水準だと思います。
旅行代理店はコロナの影響を最も受けた業種ではありますが、
悪影響は幅広い業種に広がっているでしょう。
実は私の友人が歌舞伎町でバーを経営していましたが、
先月お店を閉めることになりました。
大手企業はまだ体力があり、銀行からお金を借りることができますが、
中小企業となるとそうはいきません。
友人は、仮にお金を借りても、あとで客足が戻る保証もないから、
傷口が小さいうちに撤退したほうが、また再起できると言っていました。
私も友人のバーにはよく通っていましたが、
コロナ感染後は、やっぱり行くことができずだったので、
もうちょっと何らかの形で協力できたらと後悔しています。
少し感傷的になってしまいましたが、
話を戻しましょう。
今、幅広い業種で、お客さんの足が遠のいています。
旅行が減ることで、
①ホテルの宿泊率が大幅低下
②ホテルへ食材をおろす企業の業績低下
③食材の需要が減り、農家や漁師の収入低下
④個人の消費が落ち込む
⑤旅行をする人の数がさらに減少
といった負のループが始まります。
今は旅行代理店や飲食店等の目に見えた企業だけが苦しいですが、
徐々に、そこから波及して幅広い業種で売上が落ち始めます。
真綿でじわじわと首を絞められていくような感覚です。
第2波が徐々に近づいていていることで、
この悪影響のスピードが一気に加速する可能性もあるでしょう。
中間決算や第3四半期決算では、
相当苦しい業績になるのではないかと思っています。
今は何とか相場は持ちこたえていますが、
今の堅調な相場はある種お祭り状態と言えます。
自粛で苦しい時期が明けて、
なんとなくみんな将来の経済衰退に目を背けて、
理由もなく上がっているような印象です。
もし、第2波が来て再自粛になった場合には、
この相場一気に崩れると思います。
これまでギリギリ耐えて士気を維持していた企業が、
希望が失われて、一気に倒産件数が増えるでしょう。
かなーり暗い話になってしまいましたが、
投資家としては、この話は避けて通れません。
第2波の発生が確実になれば、
株式市場は再度混迷を深めます。
よって、今から少しずつ準備を進める必要があるでしょう。
第2波が発生しても、問題ないように、
投資方針をしっかりと決めておきましょう。
ー田村祐一
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田村 祐一



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