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早いもので今年ももうすぐ10月に突入します。
10月は過去の統計データでは、
●勝率45.7%
●平均損益率 マイナス0.65%
となっており10月は「株価が下がりやすい月」と言えそうです。
1年のうちで特に株価が弱いのが、8月、9月、10月となっており、10月は株価が弱い時期の最終月に当たります。
特に10月後半から中間決算発表が本格的になってきます。10月は決算リスクを避ける投資家が株を売りやすくなり、その結果株式市場が下落しやすいのかもしれません。
ただ、今年に関しては少し特殊な展開になりそうです。特に今年はコロナウイルスの影響と、米国大統領選挙の二つの要因があるため、株価も例年とは違う動きになるのではないかと考えています。
株価が上がるか下がるかは誰にも分かりませんが、ひとついえそうなのが、
「10月はボラティリティが高い相場」
になりそうだということです。
ボラティリティが高いということは、株価が大きく動く相場ということです。
米国大統領選挙を控え、米国株の値動きも荒くなり、それに連動する形で日本株も株価が乱高下しそうです。
加えて企業業績もコロナにより大きく動くことが予想されます。
つまり、株式市場全体と個別企業の業績の両方のボラティリティが例年よりも大きく上がりそうなのです。
こういったボラティリティの高い相場は、「資金管理」が重要です。
特に1銘柄に投入する資金量を大きくしてしまうと、予期せぬ下落が起こると大損に繋がってしまいます。
ですので、資金量が過度に大きくなっていないかしっかりと見直しておきましょう。
そしてシステムトレードにおいては、「浅い逆張り戦略」にチャンスが増えそうです。
日本株市場が比較的ボラティリティが大きくなった場合、浅い逆張り戦略でシグナルが頻繁に発生しそうです。
システムトレーダーは浅い逆張り戦略の改良や深い逆張り戦略と浅い逆張り戦略の組み合わせについてしっかり検証しておくと利益につながりそうです。
波乱の10月相場が来る前にしっかりと準備しておきましょうね。
ー西村剛
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西村 剛
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