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夢幻です。
マザーズ指数が一時9%弱の大幅調整となりました。
先週のメルマガで、
『VIXショックの高値到達から反落し、要警戒すべき場面』
と書いた事が、まさに現実となった一週間でした。
振り返ると、今年3月のコロナショック時以来のセリクラ的な急落だったのではないでしょうか。
この半年間は安定した上昇相場が続いており、私自身平和ボケしていた感がありました。
その為、急落時の目まぐるしい値動きに、脳が付いていけない事がありました。
それは、ずっと上昇を続けて行った強い上昇イメージがある銘柄が反落に転じた時です。
短期的に大きく上昇した場合、一旦下げに転じると坂道を転げ落ちるように株価が急落していきます。
その株価を見ていて、強い銘柄というバイアスがかかっているので、そのイメージのままナンピンを繰り返したりしていると思わぬ損失に繋がる事があります。
先入観を捨てて、あくまで冷静かつ機械的に応対するのが大事だと感じた今週の相場でした。
・投資/トレードを学習するにあたり、コンテンツを選ぶ際の注意点
前々回のメルマガで、投資を始めたばかりの初級投資家に理解して欲しい事実として、
その1・・・日本人の金融リテラシーは圧倒的に低い!
その2・・・世に出回る投資コンテンツは実践的なものが少なく役立つものは凄く少ない!
という事を解説しました。
謙虚に学ぼうとしても、そういった人たちから搾取しようとする投資業界の人も居ますから、その目利きのヒントを解説していきます。
まず、投資やトレードを勉強するにあたり、とても難しいなと感じる所が、
”相場に正解はない”
という事です。
例えば、学校の授業なら、教科書があって、問題には必ず正答があります。
しかし、相場は日々刻々と変化するものでこうやれば必ず利益に繋がる、というったようなものはありません。
そのせいもあって、先生と呼べるような存在も見つけにくいです。
そこで私が学ぼうと日頃、意識しているのが、利益を挙げる手法そのものよりも、
相場に対する理解や、性質、考え方といった事です。
そして、私がそれらを学んできたのは相場経験が長く、相場から人並み外れた成果(利益)を挙げた実践家達からです。
それらの人々のコンテンツ(教材)を見極めるコツ(視点)はいくつかあります。
1.専門書か実践書か
相場のコンテンツは様々なものがあります。
株の入門書から実践書、FX、先物やオプションといったデリバティブ取引、最近だと仮想通貨などもあります。
専門書とはいわば、【投資対象そのものを理解する為の情報】です。
実践書とはいわば、【その投資対象からどのように利益を挙げるかを考える為の情報】です。
書籍などでも、金融商品の仕組みや売買の仕組み、取引のルールといった内容を記した専門書があります。
これら専門書は書き手は相場経験は必要なく、商品や取引の仕組みを正しく理解しているか、分かり易く解説されているかが重要になります。
これらの専門書は相場から利益の上げるための投資戦略を作るマーケットへの理解の土台となります。
逆に、実践書は相場がどのように変化し、そこでどのように取引して利益を挙げるか、その取り組みやヒントが書かれた本です。
両方バランス良く使いこなす必要がありますが、まず専門書で取引の基本的な仕組みや、マーケットの考え方、捉え方を理解します。
次に、実践書でトレードのヒントを探し、いかに利益を挙げる戦略を考えるかという流れになります。
相場で利益を挙げるには、いかに実践書を沢山読むかというのは考え方の幅を広げるのに役立ちます。
2.著者は専門家(評論家)か実践家か
実践書で注意するのが書き手が専門家か実践家かという事です。
著者のプロフィールをチェックしましょう。
個人投資家であれば、投資歴は長ければ長い程良く、15年以上あればベターです。
投資歴を書いていない場合は書ける実績が無いものと理解して差し支えありません。
今は、投資経験の長いノウハウがそれなりに出回っているので、まずそちらを優先しましょう。
また、ファンドや証券会社出身のいわゆる金融のプロと呼ばれる人も結構出くわします。
私の持論ですが、【個人投資家にプロは居ません】
どこまで行ってもアマチュアです。
運用経験があっても、それは”機関投資家のプロ”で”個人投資家としてのプロ”ではありません。
運用経験者やアナリストなど、金融の専門的な知識は個人投資家としても役立つ事は多いですが、だからと言ってその知識が直接利益を生み出すものかは別問題です。
知識は参考程度として、その知識をどう活かしてマーケットから利益を挙げるかという視点でそれらの情報が使えるかという視点で見てください。
3.解説は客観的かつ科学的にデータを用いて解説されているか
相場実践家による実践書を見つけたら、解説が客観的で、科学的にデータを用いて論理的に解説されているかをチェックしてください。
そういった本はなかなか存在しないハズです。
10冊に1冊あれば良いでしょう。
そういったコンテンツはあなたがマーケットに挑むのに大いに役立つ事と思います。
以上、私がコンテンツを選ぶ視点について解説してみました。
では次回もお楽しみに!
ー夢幻
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