売りに適した相場、買いに適した相場とは?【夢幻 】



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夢幻です。

NYダウが一時30000ドルの大台に乗せてきました。

まだ、30000ドル前後で値は拮抗し持ち合い状態にあるのですが、上抜けすればビックトレンドが発生するのではと思い注視しています。

2016年のトランプ相場から今度はバイデン相場の始まりでしょうか?

一方で、足元の企業業績を見ると電通が早期退職を募り、一部の社員を個人事業主に転換する動きを見せるなどリストラの動きが加速しそうです。

コロナ禍で業績が勝ち組を負け組の2分化しそうですが、全体としてはビジネスに影響が出ており利益は目減りするでしょう。
そこに、金融政策を用いて、お金をバラまいて延命措置を取っているのが現状です。

今後、どんどん自己資本比率は下がり、破綻に追い込まれるケースも出てくるのではないでしょうか。

いわば、投資家で言えば、種銭が減っているのに、レバレッジを引き上げているようなイメージです。

資金がショートすれば再度の株価大暴落、最悪大恐慌なんてケースも・・・

今後、大企業が破綻しないか気にしてみておいた方が良いかもしれません。

●売りが向いている相場、買いが向いている相場

一般的な投資家、トレーダーは

上昇相場では株価が上がり続けるので買いが有利
下落相場では株価が下がり続けるので売りは有利

と言われます。

しかし、私は逆のイメージを持っていて、上昇相場では売りが有利下落相場では買いが有利と考えています。

理由は簡単で、

上昇相場では株価が上昇している→株を買いたい人が多い状態
下落相場では株価が下落している→株を売りたい人が多い状態

です。

まず上昇相場のケース

上昇をし続けている株価の移動平均線に対し、一時的な売りが発生するとすぐに買いが入ります。つまり下方乖離の幅は小さいと考えられます。

次に、上昇をし続けている株価の移動平均線に対し、株価が上がった時に投資家は利益(含み益)が出ます。

人は利益が出るとより大きな利益を求めます。
欲望が発生し、買い意欲を続伸させます。

こうして、買いの連鎖反応が起きると上にオーバーシュートが起こります。

つまり上方乖離の幅は大きいといえます。

次に、下落相場のケースを考えてみます。

下落を続けている株価の移動平均線に対し、一時的な買いが入るとすぐに売りが出ます。つまり上方乖離の幅は小さいと考えられます。

次に、下落を続けている株価の移動平均線に対し、株価が下がった時に、投資家は損失が出ます。

損失は苦しみとなり、人は回避行動をとります。
つまり株を売ります。

時に、これは売りの連鎖反応を起こし、株価は下にオーバーシュートします。

追証や追証回避などがよくある事例です。

つまり、下方乖離の幅は大きいといえます。

まとめると

上昇相場→移動平均に対し、割高な株価をつける事が多いが割安な株価をつける事が少ない

下落相場→移動平均に対し、割安な株価をつける事が多いが割高な株価をつける事が少ない

こういう株価変動になると思うのです。

ただし、これはごく短い時間軸でのミスプライスを狙った仕掛けの話になります。

最初に挙げた多くの個人投資家が持っているイメージは株価の大きなトレンドに沿った売買です。
つまり順張りです。

これに対し、私は短い時間軸に着目した逆張りです。

戦略は違いますが、狙い方次第でこのようなミスプライス(株価の歪み)に着目すれば相場の状況に関わらず、買いでも売りでも利益を上げる事が出来ると思います。

さて、ポジションを持った後にイグジットプランを考えねばなりませんた、
重要なのはミスプライスが是正されるまでの時間の長さです。

時間が長ければ長いほど保有期間は長く、利食い幅を大きくとり、
時間が短ければ逆で保有期間は短く、利食い幅を小さくとる必要がありそうです。

売りと買いで、どちらの時間が長いかは各自色々検証、研究してみてください。

では次回お楽しみに!

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。