自分のトレード戦略(ストラテジー)に自信を持つためには?【夢幻】



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夢幻です。

先日、システムトレードのオフ会に参加した際にいくつか質問を受けました。
その中で、皆様にも役立ちそうな内容をシェアします。

内容は

「自分のトレード戦略(ストラテジー)に自信を持つためには?」

というものです。

参加者の中でも同じような悩みを持っている方が多数いました。

このような状態では、毎日仕掛けを続けていく事も難しくなりますね。

この問題を解決するためには、まず”自信”が生まれるメカニズムを正しく理解する必要があります。

自信はどこからやってくるのでしょうか??

まず、「自信」の漢字2文字を自と信に分解します。

自はもちろん”自分自身”を意味しており、

信は”信書”すなわち契約書を意味しています。

この契約とは、自分自身への約束です。

すなわち、”やると決めた事”を1度守るごとに1枚積み上がり、その枚数が多ければ多いほど自分への信頼が厚い、すなわち自信がある状態となります。

つまり、自信とは

”自分がやると決めた事を守り、継続する(積み上げる)事”

でしか身に付きません。

例えば、朝7時に必ず起きると決めて、それを10年間1日も欠かすことなく続けることが出来れば、朝7時に起きる事に自信がある状態と言えるでしょう。

これを踏まえて、

「自分のストラテジーに自信が無い」

とはどのような状態か考えてみます。

一言で言えば、自分のストラテジーにかける研究量が不足しているのだと思います。

すなわち、十分に信頼の厚みが築けていない状態です。

それはストラテジー作成に様々な角度から分析が必要であると考えていることに対し、十分に出来ていないと自分で認識している状態ではないかと思います。

これを克服するには、自分が納得するまで頭を悩ませ研究するしかありません(笑)

私の場合、自分のトレード戦略に対して、限られた時間の中で突き詰められていると認識しているので自信があるといえるのだと思います。

そして、この場合の自信には2つの種類があり、”絶対的”な自信と、”相対的”な自信があります。

絶対的な自信とは、自分自身で納得いくまで研究し尽くしているかで自信の度合いが決まります。

ここまで説明してきた自信とは、絶対的な自信です。
自分の基準で自信があると言えるレベルになっているかという事です。

そして、相対的な自信とは、他者との比較で得られるものです。

トレードは他のマーケット参加者との勝負の側面もありますから、他の参加者よりも自分の研究が上回っており、質の高いトレード戦略を構築出来ているかが重要です。

それを確信出来る材料があれば、自信につながるのではないでしょうか。

私はそれを測る為に、よく懇親会の時の会話の中で、どのぐらいの検証回数を周りのシステムトレーダーがこなしているかをたびたびヒアリングしていました。

1つの指標として、他のトレーダーの10倍、100倍検証しようと考えており、もしそこまでの研究量で圧倒的な差を実現できれば、自分の勝利も確かなものになるだろうと考えました。

ある時、数年前のシス達ミーティングのオフ会で面白い話題で注目されたトレーダーの方が居ました。

話を聞くと、ものすごい数の検証を行いストラテジーを作成したそうです。

その回数、1万回。

その数字を聞いた参加者は皆驚いていました。

確かに、毎日100回検証しても3か月かかる検証回数です。

しかし、その時、既に私は月に2~3万回ペースで検証を行っていたため、
その検証回数を聞いても驚く事もなく、むしろそのレベルで検証を沢山やっている人が非常に少ない事に驚きました。

そして、検証回数という指標の上では、他のシステムトレーダーを圧倒的に凌駕する研究量であることがこの出来事で確認することができました。

他者との比較という基準でも、十分な研究量を行っている事により、相対的な自信が得られたわけです。

私の場合は検証回数が指標になっていますが、

・毎日検証を続けるとか、
・さまざまなストラテジー作りにチャレンジするとか、
・他のトレーダーと意見交換するとか

様々な角度からトレード研究に対するアクションを起こしていく事により、より自分のストラテジーへの自信は高まっていく事でしょう。

自信は自分自身が積み上げていかない事には絶対に付きませんのでそのことは覚えておいてくださいね!(笑)

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

 

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。