「2021年相場スタート!私の年間目標のたて方とその理由」 【夢幻】



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夢幻です。

2021年相場も順調なスタートを切りましたね。

日経平均株価は年末に続き、週足で大きな陽線を立て28100円まで上昇。

マザーズ指数も1200ポイントを下値に底堅く推移しており、更に上値を伺う動きです。

しかし、実態経済に目を向けると、日本でもコロナ感染者の増加ペースが急激に増えてきていて、ついに1日1万人に到達しそうな勢いで

感染拡大を防ぐため、1都3県では再度の緊急事態措置が開始され、全国的にこの措置は広がりそうです。

先の見えない未来がまだまだ続く可能性が高い事から、今年もボラティリティの高い相場が続くと思います。

ところで、2020年の私の成果を振り返ってみると複利229%、単利154%となり、どちらも過去7年の中で2番目に良い数字となりました。

自分の中ではまずまずのアタリ年だったようで、一番動いている所にBETするという基本戦略が上手くボラティリティの高い相場にハマったように感じます。

さて、これを踏まえ私の今年の目標は以下の通りとなっています。

①トレードを毎日継続すること
②通年損益プラス
③(できれば)年末に年初残高より資金が増えていること

具体的な数字が含まれていない事を不思議に感じる方も居るかもしれません。

理由は大きく2つあります。

1.パフォーマンスは相場が決めるものであるから

相場には沢山の相場参加者が居ます。その考えや思惑も様々です。

常に合理的に株価が動いてくれるとは限りません。

そして、常に対極にいるプレーヤーの存在があり、裏をかいて来ることもあります。
これらが相まって、相場は時に不条理さを露にします。

従って、自分がどんなに努力しても力の及ばない事がしばしばあります。

こういった背景があり、年間というある程度長い期間を見ても、成績のバラつき、不確実性は否めません。

このため、私は敢えて具体的な数字をコミットしないようにしています。

詳しくは、昨年年初のメルマガ(パフォーマンスを決める7つの要素)で解説しました。※末尾にリンクを張りますので、復習したい方はそちらを見てください。

特に、影響を受けるのが、外部要因である「マーケットの難易度」、「相場運」です。

〇マーケットの難易度とは
 →トレンドの明瞭さ、暴落ショックの有無

〇相場運とは
 →その年のマーケットの値動きと、自分自身のトレード戦略との相性。

2.数字に縛られて冷静なトレードが継続出来なくなる事を防ぐため

もう一つの理由は数字に捉われて、いつも通りのトレードが出来なくなるからです。

例えば、高い目標を挙げてしまうとその目標に対して焦りが生じたり、目標を達成しようとして、無理なトレードを行ってしまう事に繋がります。

去年の例で言うと、年初早々、1月に大負けを喫し、30%ものビハインドを背負ってしまいました。

もしも高い目標を掲げていたならば、この損失を取り戻そうと無理なトレードをしていたことでしょう。

そんな状態で相場に臨めば、その後のコロナショックで致命的なダメージを受けていたかもしれません。

実は、この1月の敗北で私は早々にウイルスが相場にもたらす影響をいち早く察知していました。

それは、大きくマイナスを計上した銘柄の中にコロナ関連で激しく動いていた銘柄も含まれていたからです。

コロナ関連銘柄の値動きの荒さから相場のエネルギーを感じた私は、もし荒れた場合、かつてない程の大暴落が起こるかもしれないと予見していました。

そんな事から、1月末時点では、守りを重視し慎重にトレードしようと考え、

「最悪、年末までにプラスに持っていけるよう頑張ろう」

と楽観的に考えていました。

実際の1月以降の相場は、忘れもしない2月24日のNY1000ドル安の急落を見て、日経先物も1000円急落します。

このような背景があり、

「日経1000円程度の下落では終わらない、追加で1000円下がる可能性も十分ある。」

とのツイートに繋がります。

このツイートをした時、日経平均は23000円台だったのですが、そこから1か月足らずで16000円台まで過去例を見ない速度の暴落となりました。

このような中でも、守りに徹してプラスを積み重ねようと冷静にトレード出来たため、
その後、4月末には年初プラテンすることができました。

このように、相場の特性をよく考えれば、このように具体的な数字を建てないメリットの方が私は大きいと考えています。

今年もチャンスは多々あると思いますが、ピンチとチャンスは表裏一体。

チャンスを狙いすぎて、ピンチに陥らないよう慎重に相場に臨みたいものですね。

それでは今年一年、張り切ってまいりましょう┏( ^o^)┛

では次回お楽しみに!

 

ー夢幻

 

※過去のメルマガリンクはこちら↓

2019年12月29日メルマガ:パフォーマンスは〇〇が決める!?

2020年1月5日メルマガ:パフォーマンスを決める7つの要素

2020年1月12日メルマガ:パフォーマンスを決める7つの要素【後編】

2020年1月19日メルマガ:パフォーマンスを決める7つの要素【まとめ】

 

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。