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日経平均株価が30年半ぶりに29000円の大台を回復しました。
TOPIXもようやく2018年の高値を更新しており、株式市場全体が底上げされてきているイメージです。
日経平均株価も30年半ぶりの高値ブレイクアウトですから、明らかに今年の相場は例年とは異なる動きとなりそうです。
これで日本株もバブルになる前提が出来始めて来ました。
今後の日本株市場は「どこまで株価が上がるのか」が焦点となりそうです。
今の大型株の水準は依然PERでみると割高感もなく、中長期で見るとまだ上昇の入り口かもしれません。
コロナにより今期の企業収益は落ち込んで入るものの、この1年、企業は無駄なコストを削減し収益性は改善しました。
コロナが落ち着く来期には、想定以上の利益が生まれるかもしれません。
今の日本株も上昇はまさにこの「来期の企業業績」を織り込み始めたのでしょう。
おそらくここから次の決算発表シーズンである6月までは株価が上昇トレンドを維持してもおかしくはありません。
もしかすると6月末に日経平均株価が33000円くらいをつけてもおかしくはないと考えています。
それくらい今の株式市場の環境は良好です。
ただ注意しておきたいのはマザーズです。
マザーズ銘柄に関してはすでに5年程度先の収益を織り込んでいる水準に株価は位置しています。
単純に言えば、「かなり割高」です。
ですので、マザーズ銘柄に関しては仮に日経平均株価が30000円を超えてきたとしても伸び悩むかもしれません。
当面は大型株中心の上昇が予想されます。もしあなたがマザーズ銘柄ばかり持っているようだったら、このタイミングで持ち株の見直しをしてみるのも良いでしょう。
ー西村剛
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西村 剛
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