システムトレーダーの能力を測るもう一つの時給とは?【夢幻】



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 夢幻です。

今週の相場も調整模様となりました。

日経平均株価は週足で連続陰線となり、一時50日移動平均線の28500円まで下落。

マザーズ指数に至っては3週連続の陰線となり、一時200日移動平均線の1140ポイントを割り込み、6か月チャートの安値ライン1126ポイント付近まで下げました。

やや調整が長引きそうなところを見ると、米国株の長期金利の上昇の影響がどの程度のものか、引き続き慎重に相場の行方を見守る必要がありそうです。

警戒すべきが、短期的な調整から連鎖反応的に起こる市場クラッシュ(短期的な暴落)です。

私は相場参加者が記憶に新しい暴落として前回のコロナショックの暴落時の値幅や下げ率から下値の目安を計算し、意識しています。

前回のコロナショックでは日経平均株価が23500円→16350円と約30%の下げでした。

これを直近の高値30700円から下値を計算すると30700円の30%引きで21500円となります。
もちろん、昨年の2月と今では状況が違いますが、前回のコロナウイルスの恐怖のような人々をパニックに陥れる事案が発生すれば、ここまでの下落も可能性としては0ではないという事です。

これを大暴落の下値として想定し、中値の25000円を短期的な下値として意識し相場に臨んでいます。

●ビジネストレードの成果を測るもう一つの時給とは??

前回のメルマガではトレードシステムの開発時間給について説明しました。

計算方法は

(トレードシステムの価値)÷(トレードシステムの開発時間)

でしたね。

トレードシステムの価値は、検証結果などから将来の利益見込みを推察し、それを見積もる事が出来ますが、そのためにはトレードシステムの再現性や耐久性が重要になってきます。

そして、このシステム開発時間給はシステムトレーダーとしてのあなたの能力を測る一つの指標となり得ます。

収益性の高いトレードシステムを効率良く作れることはシステムトレーダーとしての一つの能力だからです。

さて、今日はもう一つの重要なトレーダーとしての時給についてお話します。

いくら収益性の高いトレードシステムを作れたとしてもそれだけではお金を得る事はできませんよね(笑)

当然ながらそのトレードシステムを運用する、つまり実際にトレードのシグナルに従って売買を行い、利益を積み上げていく必要があります。

つまり、開発したトレードシステムを実運用してマーケットから収益を上げるプロセスが必要になります。

例えば、1年間の利益額が100万円の売買ルールを5本運用したとして、年間の利益額が500万円

日々のシグナル発注作業やトレードの評価、売買ルールのメンテナンス(見直し)で一日合計3時間、一年間で1000時間ほど費やしたと仮定すると時給は

500万円/1000時間=5000円

となります。

この、(実際に得た利益の合計額)を(運用に費やした時間)で割った時給は、システムトレーダーの【運用者】として得られる時給になります。

この実運用した際の運用者としての時給はシステムトレーダーとして、売買ルールの運用能力を測る一つの指標となります。

私が、相場のトレンドに関わらず、安定して長期的に継続出来るような普遍的な売買ルール作りをしている一つの理由が、トレードの成績の評価や売買ルールの見直しをなるべく減らす事で、運用に費やす時間を少なくするためです。

私は専業トレーダーになり、売買ルールを自身で開発、運用するようになってから、どのようなルールをどのくらいの本数作れば、希望の年間利益を上げられるのか、生活を安定させることが出来るのかを常に考え続けてきました。

生活の基盤となるのは、とにかく日銭を稼いでくれる売買ルールに他なりません(笑)

この基盤となる売買ルールが実運用で軌道に乗り始めると、それらで日々の生活費を賄う事が安心感となり、新しい売買ルールの開発に注力でき、より収益性の高いトレードシステムを作り上げる事が出来ます。

このため、私は一つの売買ルールをかなりの時間をかけて念入りに作りこみ長期的に安定した利益の獲得を目指しています。

前回解説したトレードシステムの開発時間給と並んで、このトレードシステムの運用時間給を高める為に、どう取り組むべきか考えてみてください。

そして、システムトレーダーとして意識する2つの時給の概念から、トレードシステムの開発者と運用者の2つの側面がある事がわかります。

私のトレードビジネスではこの2つを意識して役割分担しています。

もしあなたが、トレードビジネスで安定的な利益の獲得を目指し、副業としてでも専業としてでも高い成果を望むなら、この2つの役割の理解が不可欠だと思います。

次回はシステム開発者と運用者について詳しく解説し掘り下げます。

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。