私が株主優待を辞めた理由【夢幻】



【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです

西村剛の投資戦略メルマガ【無料】




 

夢幻です。

今週の株式市場も

未だ日経平均は終値ベースで30000円を越えてはいないものの、次第にチャートは良くなってきています。

また、NY市場でダウも高値を取りに行っており、一時期調整気味だったNASDAQも値を戻しつつあります。

一方で、日本ではコロナ第4派が来て感染者数が増加傾向にあります。
これがマーケットにどのような影響を及ぼすか注視しています。

早くワクチンが広まって、安心して過ごせる状況になると良いですね。

●私が株主優待を辞めた理由

3月末は年度末相場でした。

毎月月末の権利確定日付近になると話題になるのが優待取得で、特に年度末の3月は優待銘柄を売買し

普通は、優待を取ろうと優待銘柄を権利確定日直前に買うと、権利確定日の翌日に株価が下がることが殆どです。

結局、株主優待や配当獲得の権利を得たところで、その分、株価が値下がりしてしまっては意味ないですよね。

これの権利落ち後の株価下落を防ぐために、両建てのポジションを組み、優待を得るやり方もあります。これを優待クロスなどと呼んだりします。

この手法を使うと、ほぼノンリスクで株主優待を得られるので優待タダどりできますが、私は株主優待の取得はほぼやりません。

主な理由は以下の2点です。

1.資金効率の観点で不利だから
2.優待を消費するのに時間を消費するから

まず1つ目は資金効率の点で不利だからです。

優待タダどりといっても、一定期間両建てのポジションを保持しなければなりません。

このポジションを保持する為に、資金が拘束されることになり、拘束される資金ではもちろんトレードできませんから機会損失が発生する事になります。

一方で、株主優待の価値は年利換算で1~5%ぐらいだと思います。

数日間のポジション保有で、5%の株主優待が得られるならお得かもしれませんが、人気銘柄となると10日以上保有しなければならない銘柄もあり、機会損失の方が大きくなってしまいます。

この境界線がどの程度かを計算した事があるのですが、ざっくり年利50%以上だとどのようにお得な優待銘柄より、拘束される資金で得た利益で優待の価値以上の利回りを出せる計算になります。

例えば、人気のオリエンタルランドの優待を取得するとなると、3月の権利落ち日が株価17360円×100株で約170万円の資金拘束に対して、1デーパスポート1枚(1枚の定価8700円)で額面利回りでみると8700÷1700000=約0.5%になります。

この拘束された170万円を運用して8700円以上の利益をマーケットで得る事が出来るのであればわざわざ手間を掛けて優待取得に励む必要はないわけです。

優待取得には機会損失というコストが発生しているので、どちらがお得か天秤に掛けて行う必要があるでしょう。

2つ目の理由が、優待を消費するのに時間を消費するからです。

優待はタダでお得なように見えますが、実は消費しなければならないものがあります。
それは時間です。

例えば株主優待で比較的利回りの高いお得な優待として飲食系の優待があります。

例えば、吉野家HDは1単元23万円で3000円のチケットがもらえますし、マクドナルドHDは1単元50万円でセットメニューのチケット(3000~5000円相当)がもらえます。

私はたまたま権利落ち日にマクドナルドHDを保有して、このセットメニューの優待が送られてきた事があるのですが、会社通勤してよくマクドナルドを利用するなら良いのですが、わざわざマクドナルドに行って食事しなければならず結構消費するのが大変でした。
このように、時間(手間)も掛かるというマイナス面もあります。

また、そもそもの話なのですが、投資やトレードで金銭的な自由や豊かさを得るのは、
私の場合、人生の選択肢を増やすためであり、

食事に関しては、より安全で、より健康に良い食事をするためです。
(このため、最近では、食品も品質の高い、安全で健康的なものを定期的に調べ、変えています。)

優待をタダで得て、食事代を安く済ませられ、一見お得に見えますが、そのために、時間を消費したり、健康に良くないファーストフードを食べなければならないというマイナス面も見逃せないかなと思います。

もちろん、よく行く飲食店などの優待を取るなら良いのですが、私にとっては、それなりに金銭的自由があり、食事もそれなりに選べるのにわざわざファーストフードを食べる理由がありませんでした(笑)

今回は私が優待銘柄を取らない理由をマイナス面からあげましたが、優待のメリットもあります。
次回はその点についてお話してみます。

では次回お楽しみに!

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!


The following two tabs change content below.

夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。