ゴールデンウィーク前に株を売ったほうがいいですか?【田村祐一】



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もうすぐゴールデンウィークですね。

今年は例年よりも長い日数の休みですので、
どこかに旅行したいなーと思っていたのですが、

緊急事態宣言がでるそうなので、
それも出来なくなってしまいました。

愚痴はさておき、

毎年、ゴールデンウィークと年末年始には、
サポートセンターに同じ質問がきます。

それは、「大型連休中の株の保有について」です。

大型連休中は、旅行にいったり、
株式投資が行える環境にいないケースがあり、
物理的にトレードできなくなる方が出てきます。

そういった際に、気になるが、
連休前時点で保有している株をどうするかという問題です。

ゴールデンウィーク中、日本の株式市場は開いていませんが、
海外では通常通り市場が開いています。

日本だけがお休みの状態なので、
その間に何か大きな出来事があると、

日本株市場は連休明けにそのしわ寄せがきます。

大型連休明けに、株式市場が急落からスタートなんてことが、
過去にも何度も経験しています。

もちろん、その逆もあって、
大きく上昇してスタートすることもしばしばです。

では、大型連休前に株の保有はどうするべきでしょうか。

特に、システムトレードをされている方だと、自分の意思に関係なく、
売買ルールのシグナルに沿ってトレードしているので、
なおさら、どうしようか迷っているかもしれません。

結論を言うと、

「持ち続けても、持ち続けなくても良い」

と私は回答します。

「どっちやねん!はっきりして!」
と思ったかもしれません。

はっきりとした回答をしないのには
明確な理由があります。

その理由なんですが、

①統計的な有意性を最重視する人 ⇒ 保有を継続
②大型連休を有意義に過ごすことを最重視する人 ⇒ 手仕舞い

であるからです。

①について、

過去の株価データを元に、

年末年始やゴールデンウィーク前に保有している銘柄を、
連休後まで保有した場合の検証を行ってみると、

大型連休をまたいで株を保有し続けたほうが、
利益になりやすいことが分かっています。

大型連休前になると、
ポジションを手仕舞いする投資家が増えます。

そして、連休明けになると、
ポジションを買い戻す投資家が増えます。

このような動きがあることから、過去のデータ上では、
【保有を継続】したほうが、利益になりやすいのです。

よって、統計的な有意性を最重視するならば、
保有を継続するという選択が正しいものになります。

年によって、当たる年と当たらない年がありますが、
5年、10年単位で考えれば、保有を継続したほうが
確実に利益になると言えるでしょう。

②についてですが、
これは個人的な主観を重視した場合です。

1年に大型連休は2度しかありません。

その連休を最大限楽しみたいならば、
手仕舞いすべきと言えるでしょう。

仮に大型連休中に株式市場にとって悪い材料が出れば、
どんなに統計的な有効性があっても、
連休明けに株式市場が下落します。

もし、連休中に明らかに悪いニュースが出ると、
連休明けの下落が分かっている状態で、
連休中過ごさなければいけなくなります。

すごいナーバスな気持ちになりますよね。。。

これ過去に経験したことがある人ならば
分かると思いますが、すっごい嫌ですよ。

私も過去に何度も経験していますが、

連休中のささいな買い物の意欲がそがれるし、
食べるものとかの値段をちょっと気にしたり、
せっかくの休みの行動に制限がかかったりします(苦笑

①と②について、これは正解がありません。
どちらを重視するかで、取るべき選択が変わるのです。

斉藤正章さんは、迷わず①だそうです。

そして、私の周りにいる利益を出している
システムトレーダーの多くは、①を選択されているとのことでした。

統計的な有意性をしっかり取る、
システムトレーダーの鏡といえる選択ですね。

しかし、私は②を選択します。

誰がなんと言おうと、②しか選択しません。

「連休中を最大限楽しむこと > 利益」なので、
保有を継続することで得られるちょっとの利益は、
連休を楽しむための必要経費として捨てます(笑

どちらの選択も、正解の選択だと考えています。
人によって正解の選択が異なるだけです。

緊急事態宣言のせいで、私は自宅に篭ることになりますが、
自粛するなりに、楽しい連休生活に出来るようにあがきます。

ー田村祐一

 

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